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The writer is an American journalist. He points out the dangers to be accustomed to automation systems excessively. For example, airplane pilots use their hands only few minutes in taking off and landing. Other time, automation pilot systems pilots airplanes. Though, when automation systems. were down because of severe frosts on the wings, pilots have to control aircraft manually, and though these proses, several severe accidents happened in US by pilots' miss-control.
Automation systems is essentially important for Japanese economy, because of high labor costs. We Japanese have to learn how to control side effects caused by automation systems.

 HONZでの推薦だったと思う。

 Googleの自動運転技術はまだ途上だが、パイロットの運転を助けるオートパイロットの技術は既に導入されている。この技術が導入されてから、操縦士の技能、感覚が一般的には落ちてきていて、翼に霜が付いたときとかオートパイロットが自動的に解除された時に、失速につながる操縦桿をあげる操作をしてしまう事故が発生している(p75)。

 もちろん、 オートメーションパイロットの技術によって、飛行機事故自体は激減している(p74)ので、この技術を批判するにはあたらない。非常時など、オートパイロットが切れた時の操縦士の技術が、不断、離着陸の数分しか操縦しない習慣によって、技能や感覚が低下するかを以下に防ぐかが課題だということ。

 アメリカでは、医師の診断補助、会計士の監査補助などや株価変動の分析などにも自動化技術、分析技術が使われており、有益だが、医師などがコンピューターが指摘する異常な薬の組み合わせであっても、場合によっては医師がその棄却して投与するという判断は当然必要。
 
 さらに、重要なのは、コンピューターが異常値の可能性があると指摘した部分以外のところに見落としの可能性があり、それをプロが再検証する仕組みが重要。

 例えば、肺のX線写真でもコンピューターが要注意部分を示してくるが、それ以外の部分を医師は診なくなる傾向があるという。そこにも視野を広げないと、人間がコンピューターに逆に制約されることになる。

 あと、建築家とCADの事例で引用されているが、「我々の可能な最も深い理解形態は、単なる知覚認識ではなく、物事を扱い、使い、世話をすることであり、これ自体に独自の知がある」(p191)という指摘は重要。

 要は、パソコンの前で知覚だけで物事を設計したり理解したりするのではなく、現場にいって、一緒に身体を動かして身体で感じ、異変や変なところを知るという、精神と身体の一体的な創造活動というのが重要だと思う。

 オートメーション化は、避けられないにしても、その限界とかえって見えなくなっている部分を知ること、真の知覚は自分の身体の知覚とセットであることをわすれないようにしたい。

 また、マクロ経済的にいえば、人件費の高い日本で、なんからかの産業を維持していくためにはオートメーション化によって労働生産性を高めていくことが不可欠。そうでないと、海外に移すことができる製造業などは全部海外の低賃金国にうつってしまうし、サービス業もコンピューターを使って労働生産性をあげないと、ネット社会ではどんどん、海外に仕事を持って行かれてしまう。

 その意味では、アメリカの本だが、日本でオートメーション化を進める上での注意点がよくまとめられている本とも言える。

 なお、順次、ライブドアブログに移行します。http://blog.livedoor.jp/shoji1217/
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This book is a textbook of evolutionary biology for American university students. In Japan, Dr. Dawkins' book, 'THE SELFISH GENES' is very famous, and in my understanding, his theory is very persuasive. Though, in this book, his name or, the word, selfish is not mentioned at all. I am surprised and a little disappointed.
 

 進化生物学というタイトルで、日本ではずっと話題の「利己的な遺伝子」のドーキンズがどう扱われているか知りたくて、第3巻を飛ばして読んでみた。

 全く触れられていない。そもそも「利己的」という言葉もでてこない。

 分子進化の大部分は中立的。そのなかで正の淘汰は、世代にわたって適応度が高い遺伝子型が時間がたつうちの頻度を増加させ、より低い適応度の遺伝子型は頻度が減少する。(p60)

 二つ目の章、第19章からは系統の話が中心。

(1) 進化の系統樹の中では、エイズウィルスがチンパンジーを食べていた中央アフリカのHIV-1と、西アフリカのスーティマンガベイという猿を食べてうつったHIV-2の二種類があること。(p112)

(2)白亜紀の最後(6500年前)の隕石により鳥類以外の恐竜が絶滅。(p184)

 地層から隕石に含まれるイリジウムが大量に発見されてその仮説が有力になった。

(3)ベルム紀末期には、酸素濃度が現在より50%高かったため、巨大なトンボなどの昆虫が生息できた。(p188)

(4)ワニと鳥類の共通の祖先は恐竜であること。(p307)

 うーん、なんか後半は生物というよりも、地学の本のようだった。ドーキンズ、説得力あると思うんだけど、教科書にはまったく引用もされてないんだなと理解した。

 なお、順次、このブログから、ライブドアブログへ移行します。http://blog.livedoor.jp/shoji1217/
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カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)
(2010/05/21)
デイヴィッド・サダヴァ、クレイグ.H・ヘラー 他

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 This is a molecular genetics textbook for universities'students. It's level is too high that I can't follow all chapter. Specially, biological technical terms in English are very difficult, so I can comment very little points according to my understanding in Japanese. For example, human being's genesis is smaller than biochemists predicted, and now it is explained by 'alternative splicing'.

 メンデルの法則とか、減数分裂、DNAの構造とかRNAとかついていけたけど、後半はかなり難しい。随分、精緻なところまで大学で勉強するんだなと感心した。

 自分なりにへえっと思った点。

(1)ヒトのゲノム配列が解読されるまでは、遺伝子数は10万から15万と見積もられていた。しかし、実際の数はたったの2.4万。実際にはmRNAは遺伝子数よりずっと多く存在するが、この多様性は選択的スプライシングによってもたらされるもの。(p400)

(2)チーターは1万年まえに数頭を残して絶滅したため、ほとんどが同じ遺伝子配列をもっている。(p348)

(3)抗生物質に耐性をもつR因子(プラスミド)は接合によりよって他の遺伝子とともに受容菌に伝わっていく。(p317)

(4)ミスセンス突然変異の代表例がβグロビン突然変異による鎌状赤血球貧血症である。(p269)

(5)ほとんどの生物において、ミトコンドリアとプラスチドは母親から引き継いでいる。また、核遺伝子より突然変異の確立が高い。(p148)
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人類五〇万年の闘い マラリア全史 (ヒストリカル・スタディーズ)人類五〇万年の闘い マラリア全史 (ヒストリカル・スタディーズ)
(2015/03/21)
ソニア シャー

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This book's original title is 'THE FEVER' written by Sonia Shah. Surprisingly,100 million peoples are killed by malaria every year in the world. The reason why human being could not beat malaria are complicated; one reason is that malaria is a disease for poor peoples, so medicine companies are not apt to develop new medicine. the other reason is malaria worm can chance their genes very rapidly against new medicine.This malaria troubles is one of the market failure, so developed countries have to support the developing countries' struggle against malaria.

 この本を読んで、驚いたのは、マラリアが滅亡の方向ではなく、蔓延の方向に世界中で進んでいること。

(1)その理由としては、第一に、キニーネに加え、クロロキン、アーテミシンといった薬に耐性のある原虫が発生してきていること。

(2)そもそもマラリアに感染するアフリカや中南米諸国は貧しいことから、薬剤会社でも積極的な開発をせず、また、開発した薬もたかく、少量の投与しか行えないため、かえって耐性原虫をはびこらせる結果となったこと。

(3)先進国でも、カトリーナハリケーンの跡地のように放棄した土地で水たまりが多いところは、蚊が発生しやすく、他人ごとではないこと。

(4)DDTの散布は一時的に効果があるものの、耐性のある昆虫を産みだしたこと。ただし、この安い農薬を禁止したことには、リスク管理上、むしろ有効で使わせるべきとの議論もあること。(p360)

(5)近年は、ビルゲイツの基金など民間の超富裕層がつくった基金がマラリア対策を講じているが、WHOの対策とは異なる方針をとっており、政府や研究者が潤沢に資金を供給するこれらの基金に学問的に疑問がある対策(小児のための間歇的予防療法)でも同意していること。(p362)

(6)アーテミシンという現時点で最も強力な薬と蚊屋の配布のアフリカの配布は、現地住民からは受け入れられておらず、17%以下しか蚊屋を蚊屋として子どもを寝かしつけていないこと。(p349)

 発展途上国への医療援助の根本的問題をはらんでいると思う。
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カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)
(2010/02/19)
クレイグ・H・ヘラー、ゴードン・H・オーリアンズ 他

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 役所の後輩のかばちゃんの推薦。役所は優秀な人間がまわりにいるのでとてもありがたい。
 
 この本は、MITの学部の1年生が文系、理系をとわず読む生物学の本の第一巻。

 生物学は昔『新しい高校生物の教科書』という本を読んだ時にも思ったが、自分の大学入試の時38年前より圧倒的に進んでいる。それを文系にもたたき込むMITもすごいし、それをカラー印刷でブルーバックスの本にする日本の出版社もすごいと思う。これは今の人間の基礎教養をつけるのにぴったり。

 自分なりにへえっと思った点。

(1)酵素は化学反応を促進すると漠然と思っていたが、今は分子構造までわかっていて、基質を活性化する仕組みとして、適切な配置、物理的ひずみ、化学的反応の三つがわかっていること。(p173)

 ひずみの話は、例えば、リゾチームは細胞に進入してきた最近の細胞質の多糖中の結合を引き延ばして、不安定化する。

(2)エネルギーはなんとなくミトコンドリアがつくりだすのかと思っていたら、今は反応段階と場所まで特定されていて、最初の解糖系はミトコンドリアの外、ピルビン酸化とクエン酸化は、ミトコンドリアの内側のマトリックス部分、電子伝達鎖はミトコンドリアの内壁部分で行われている。(p206)

 このグルコースからエネルギーをつくりだすメカニズムは嫌気性の最近などを除いて、動植物共通というのもあらためて不思議だなと思う。

(3)光合成のカルビンサイクルは高校時代に習った記憶があるが、その中でも、温度があがると気孔を閉じて、光呼吸をするc3植物(コメとか小麦など)と、温度があがって気孔を閉じてもcを失うことなく光合成を続けられるc4植物(サトウキビとかトウモロコシ)がある。進化的にはc3が最初に生まれ、co2が不足した時代にc4植物が進化した。(p296)

 co2が増えて、さらに温度があがる場合には、c3が生き残るのか、c4が生き残るのか、この本でも疑問形で書いてある。

 気候温暖化もこんな視点も議論もあるんだな。

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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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