2012年02月 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official
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東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)
(1992/11)
陣内 秀信

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 東北新幹線の行き帰りで読了。

 陣内先生の東京ものは2冊目だが、今回の本は、山の手、そして水からの視点など、さらに進展している。

 いろいろ、手厳しいことを言っているが、それでも、まだ、東京は捨てたものではない、という陣内先生の姿勢が大事だと思う。

 高層ビルができて、昔の情緒がなくなった、とか言っても始まらないので、今の現状で、どういういいところがあるのか、大事な雰囲気がどこに残っているのか、をよく考えて、今後の都市計画に反映させていく必要がある。

 気にいったフレーズ

(1)適度に狭くて視界がさえぎられ、その中に混沌とした人間の情感を流し込むことのできる猥雑で賑やかな町の空間こそ、日本の都市で、唯一生命感の張った場を形作っているようにみえるのである。(p195)

(2)(震災復興時の)橋梁と橋詰め広場は行政内で部局が異なっていたのにかかわらず、橋の高r欄と広場の手すりが同じ意匠で統一されているのが目をひく。(p262)

(3)大正末期から昭和初期につくられたもののなかには、それ(コンテクスチュアリズム)を先取りしたかのように、立地条件を巧みに読み込んで設計され、見事な都市空間を生み出すのに貢献しているすぐれた建築が多いのである。(p269)

 復興まちづくの造成計画、建築計画でも、是非、立地条件にうまくあわせて、設計をしてほしい。その意味でも、マスターアーキテクトが必要だと思う。

 今、市町村はそんな余裕はないが、全体として景観設計、あるいは、関東大震災の小学校と公園のように、公民合築の効率的で小規模な建築設計など、配慮する仕組みが必要。

 そのために、復興まちづくり会社が貢献できないか?
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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