2012年06月 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official
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治安維持法 - なぜ政党政治は「悪法」を生んだか (中公新書)治安維持法 - なぜ政党政治は「悪法」を生んだか (中公新書)
(2012/06/22)
中澤 俊輔

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 中澤さんはぼくより20歳も若い政治学者で、博士論文をまもめた力作。

 治安維持法という悪法が、どうして、護憲3党が連立したときにできたか、から切り込んで分析している。

 3党が連立することによって、当初の法案から宣伝を規制するなど牙が抜かれていくが、最後に、結社の自由を制限するという観点に絞って治安維持法ができていく。その解釈も厳密と抽象的の間の中庸できまっていく。

 現時点で民自公がまとまったような時代だったということか。政党政治は、いままで与野党で争っていた政党が大連立するとたががはずれるいい例だと思う。みなさん、よく記憶しよう。

 また、2回目の強化のときは、国会で廃案になったものを一部の枢密院の有力者が勅令で死刑をいれたりした改正案をつくり、あとから国会で承認させている。このような、国会の仕組みを通さないで、国民の権利を制限する歴史を絶対にくりかえしてはいけない。

 その他、治安維持法の条文がどんどん拡大解釈されて、天皇制を否定する共産党から最後は、キリスト教団体まで規制するようになる。

 現在、条文案を作成するわれわれも、後世において、拡大適用がされないよう、国民の権利義務に関わる部分はきちんと条文上規定しておく必要がある。

 きちんとした法律を国民の意見をきちんときいて議会に提案し、成立後は、その法律に従って、きちんと節度をもって運用する、これが最低限の行政府の役目だと再確認した。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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