原武史『出雲という思想』を読んで、オオクニヌシとアマテラスの関係で大議論があることを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/09/25

原武史『出雲という思想』を読んで、オオクニヌシとアマテラスの関係で大議論があることを知る。

<出雲>という思想 (講談社学術文庫)<出雲>という思想 (講談社学術文庫)
(2001/10/10)
原 武史

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 自分は、古事記や日本書紀にうとい。時々実家に帰って戦前教育をうけた親父と話していると、例えば、伊勢神宮は誰をまつっているのか、など稚拙な質問をして、そんなこともしらんのかと、あきれられる。

 なんとなく引け目に思っていたのだが、今度結婚25周年を記念して出雲大社にお参りいいくので、この本のタイトルと政治学者で滝山コミューンなど都市計画と政治学の間を分析している原さんが著者ということで購入。

 原さんは論旨が明解。

 要は出雲大社がまつっているオオクニヌシは、アマテラスとの関係が微妙。古事記、日本書紀でもその点があいまいで、平田篤胤のような復古神道では、オオクニヌシは現世はアマテラスに譲ったが、霊界はオオクニヌシが支配しているとして、オオクニヌシの位置づけを高くしていた。

 これに対して、明治維新以降、天皇を中心とした国体を位置づける考え方からは、アマテラスを万世一系の元祖として位置づけることから、オオクニヌシを評価せず、オオクニヌシを高く位置づけようとする動きを天皇の勅許で押さえ込んだ。

 その後は、なんとなく、出雲大社は威厳はあるけど、位置づけは縁結びの神様のような民間の俗っぽい信仰に流されている。

 原先生の本の主張をまとめるとこんな感じ。本を読むと難しい古事記の話がわかりやすく整理されていてよいやすい。

 出雲については、今でも、梅原猛の出雲伝説ではないが、古事記、日本書紀での出雲系の神様のいごこちがすっきりしないことから、出雲の神様を中心とする独立王国が出雲にあったのではないか、など、いろいろな俗説が説かれている。

 いずれにしても、出雲大社にいってその威厳ただしいたたずまいに打たれてこようと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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