江藤淳『近代以前』を読んで、江戸まで芸能を引き継いできた下層と思われた芸能人への愛情を感じる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/10/22

江藤淳『近代以前』を読んで、江戸まで芸能を引き継いできた下層と思われた芸能人への愛情を感じる。

近代以前 (文春学藝ライブラリー)近代以前 (文春学藝ライブラリー)
(2013/10/16)
江藤 淳

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 内田樹さんが解説を書いていて知った本。

 江藤淳の後半生の政治思想とは関係なし。むしろ、本業の文学史、それも江戸を中心とした近世。

 藤原惺窩、林羅山、近松門左衛門、井原西鶴、上田秋成、一冊も読んだことがないが、その一人一人に対して、定説で言われているよりも、もっと丁寧に日の光をあてて、再評価をめざしている姿勢に同感する。

(1)近松らの江戸期の隠者にかぎらず、日本文学の持続がつねに時勢の転換によって生き埋めに去れかかった人々の手で維持されてきたのは、注目すべき事実である。(p147)

要は、近世の芸能の原点は河原乞食、その下層に鬱屈したエネルギーとそれと垣間見ようとする普通の人たち、あるいは貴族などが、続けてきたのが、歌舞伎であり、浄瑠璃であり、文楽ということを言っている。

 そのような表の世界とは別の裏の猥雑な世界から芸術が生まれ、そして生き続けているという事実は、なるほどと思うが、やはり驚きだ。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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