『マルクスエンゲルス全集資本論ⅠaⅠb』を読んで、戦後世代がなぜマルクスに惹かれたか考えてみる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/10/25

『マルクスエンゲルス全集資本論ⅠaⅠb』を読んで、戦後世代がなぜマルクスに惹かれたか考えてみる。

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 日垣さんの古典塾のお題が資本論全巻。

 以前、新訳でマルクスが自ら書いた資本論の1巻は読んだ記憶があるが、今回は、1960年代の若者が四打であろう、マルクスエンゲルス全集で、全巻にチャレンジ中。

 何が、当時の若者のこころに刺さったのかを考えている。

 論理は単純だと思う・

(1)商品の価値は、労働で決まる。

(2)労働者は労働を生き続けるのに必要な労働量とそれ以上の余剰労働量を資本家に売り渡す。

(3)資本家はその余剰労働量をすべてまるどりして、さらに再生産にまわす。

 この(1)の前提が成立すると、余剰労働量によって生じた剰余価値はすべて資本家が独り占めしていることになるので、労働者は衰亡する一方になる。

 しかし、そもそも商品の価値、仮にこれを値段と単純化すると、労働だけできまるのだろうか、貴金属と石炭で掘り出す労働力が同じだとしても、値段は全く違う、そこには商品に対する性向、需要という側面があるのではないか。これがくずれると、剰余価値もすべて資本家がまるどりするということもくずれてくるので、論理が完結しなくなる。

 あんまり簡単にマルクス経済学を否定するとおこられるので、今、第2巻を読んでいるところなので、全部読んだあとで、頭を整理してみる。

 ただし、1巻aにある、実際の労働者が経済発展に伴い賃金が低くなるデータや、1巻bにある労働者の住宅事情の悲惨さなど、その実証的な分析は、書かれた時代が明治維新より前だったことを考えると驚異的。その知的な分析力はマルクスを天才といわしめるところだと思う。

 「資本論全巻」を戦後世代が読んだ古い本で読むという無謀な冒険を現在実行中です。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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