與那覇潤ほか『日本の起源』を読んで、対談相手の東島さんの博覧強記はすごい。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/11/03

與那覇潤ほか『日本の起源』を読んで、対談相手の東島さんの博覧強記はすごい。

日本の起源 (atプラス叢書05)日本の起源 (atプラス叢書05)
(2013/08/29)
東島 誠、與那覇 潤 他

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 與那覇さんは「中国化する日本」という本をだしている新進気鋭の歴史家。

 以前の私のコメントは以下のとおり。http://shoji1217.blog52.fc2.com/blog-entry-878.html

 大胆な分析をする人だなとおもって、與那覇さんの名前で本を買ったのだが、その対談相手の東島さんの博覧強記ぶりがすごい。

 歴史学の若手が、学界の泰斗たちをひっぱってきたり、批判したりしながら、古代から近代までの歴史の常識をなでぎりしているし、現代と同じことが過去にもたくさんあったことを紹介している。

(1)宝永富士山噴火のときに諸国にかけた高役金49万両のうち、実際に被災地救援に使われたのが16万両あとは使途不明金。(p157)

 復興庁もびっくり。

(2)アマテラスを皇詛神とする伊勢神宮に天皇家にが伊勢例幣使をだすことを認めるかわりに、日光東照宮にも例幣使をださせて、徳川家光は血統による将軍の委譲をオーソライズした。(p138)

 なるほど、ついちょっと前には実力勝負だった江戸時代の最初のころに、血統で将軍家をつがせようとしたら、家康を神様にしてしまって、あとは天皇家を真似るという発想だったんですね。そもそも血統でつながるという発想がそんなに説得力がないのがわかりますね。

(3)「自分の価値が偏っていることを自覚できて、はじめて自分の価値からの自由な人なのです。そしてその自覚こそが、他の価値への自由を認め、他者との対話を可能とする、最低条件となるはずです。」(p338)

 いいこといいます。そうですよね。中立だなんて思わないで、まず、自分は偏っていると思ってから、対話をして、直すべきとこは直すという発想大事だと思います。

 古代史なんか、かっとくる人多いから特に大事だと思います。

 読みたいと思った本。『未完のファシズム』『直訴と王権』それと東島さんの本。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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