ケイティ・アルヴォード『クルマよ、お世話になりました』を読んで、もっと公共交通機関を使おうという主張は賛成だが、クルマを悪くいいすぎの感。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/11/05

ケイティ・アルヴォード『クルマよ、お世話になりました』を読んで、もっと公共交通機関を使おうという主張は賛成だが、クルマを悪くいいすぎの感。

クルマよ、お世話になりました: 米モータリゼーションの歴史と未来クルマよ、お世話になりました: 米モータリゼーションの歴史と未来
(2013/10/23)
ケイティ アルヴォード

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 美濃部くんが読んでいたので、購入。

 全体を通じて、クルマをみそくそに言い過ぎている感じがする。個人的には、兵庫県庁から戻ってくるときにクルマを売却し、クルマなしですべて徒歩か自転車か公共交通機関を利用しているので、著者の主張を自ら実践しているが、それほどクルマを悪くいう気はしない。

 例えば、こんな主張はどう思うか。

(1)オーストリアでも多くの研究者が、道路にお金を注ぎ込むほど財政が悪化し、公共交通に投資するほうが状況は改善する、と繰り返し主張する。(p173)

 道路投資は、投資が終わると、あとは維持管理だけだが、公共交通機関は赤字になるとその赤字を誰が負担するかの問題になる。その意味で簡単に公共交通機関が財政上有利だとはいえないと思う。日本の首長さんはむしろ逆に思っているのではないか。

(2)安全面の改善は功罪相半ばする。エアバックやシートベルトは生存者を増やしたが、エアバックは小柄な人や子どもを殺傷することもある。(p186)

 これもなんかいいがかりのような気がする。それはエアバックをもっと改良すればいいだけで、功罪相半ばするというのはいいすぎだろう。

(3)クルマに対する問題の意識が高まらないのは、広告宣伝費の巨大さがある。(p306)

 そういえば、最近、テレビでも電車のつり広告でもクルマの宣伝みないな。コストカットで宣伝費をカットしているのだろうか。

 いずれにしても、クルマに過度に依存すると、少子高齢化の日本でいろいろ問題が生じることから、コミュニティバス、デマンドバスやタクシー利用、クルマのシェア、自転車利用の促進など、公共交通機関や自転車を促進する必要性は理解できる。

 しかし、あんまり相手をみそくそにいうのは対話を拒否するような感じがして、どうかと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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