竹沢えり子『銀座にはなぜ超高層ビルがないのか』を読んで、街並み誘導型地区計画のセットバック要件とか、都市再生特別地区で銀座まちづくりにご迷惑おかけしました。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/11/23

竹沢えり子『銀座にはなぜ超高層ビルがないのか』を読んで、街並み誘導型地区計画のセットバック要件とか、都市再生特別地区で銀座まちづくりにご迷惑おかけしました。

銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくった地域のルール (平凡社新書)銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくった地域のルール (平凡社新書)
(2013/11/19)
竹沢 えり子

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 多分、中島先生の推薦。

 この本は、大きく分けて、2000年前ころの銀座ルール、これは高さ規制で制限されていて、地下に容積率をたくさんもっている場合の容積率のあり方、どちらかというと緩和の話、もう一つは、松坂屋の建て替えや歌舞伎座の建て替えについての、超高層建築物のあり方、これは超高層をみとめないという規制の方向、の二つ。

 どちらとも自分は実は国の側で個人的に関与している。

 第一の資生堂の建て替えなどに併せて容積率を緩和したり、道路斜線などを緩和するのは、高度利用地区の運用改正と街並み誘導型地区計画、これは法律改正で対応した。

 政治家も間に入って気分が悪かったが、中央区の吉田さんとの話がよくできて、地区計画で道路斜線や隣地斜線をとばせるようにした。この際に法制的な議論から、斜線制限でまもっていた公益を別に補償する制限が必要ということで、セットバックとその空間の工作物制限をいれt。

 これが、大変銀座では問題になって、20センチのセットバックで納得いただいたとのこと。法律改正には理屈上、現法規制が正しいという前提で変更を議論するので、そこに少し無理がでたのと、もともと佃とか前面道路がせまくて建て替えができないところを想定したので、セットバックも問題ないかと思っていたので、銀座でセットバックで大もめになったとは、大変申し訳ないことをしました。

 二つ目の松坂屋と森ビルの再開発については、都市再生特別措置法の改正に関係した自分としては、銀座のような地域の方が努力してルールの合理性を確立しているところまで、超高層でまったく地域の隔絶したような建築物を建築することは想定していなかったので、中央区の吉田さんと銀座の方々でうまく調整をつけてもらってありがたかった。

 その一方で、松竹がからんだ歌舞伎座は多分超高層のオフィスができないと建て替えができない状況だったのでその点もおとなの判断を銀座の方々にはしてもらったと思う。

 今後の制度的な課題としては、要綱でやっている事前の地区単位でのデザイン協議の仕組みをもう少しちゃんとした仕組みにしたいと思う。もちろん、吉田さんがいうとおり、地区ごとでごちゃごちゃやればいいという話もあるが、やはり、手続きは守らせる、約束した事実は守らせるという仕組みは必要だと思う。

 この事前協議型システムは都市計画制度の課題だと思う。もちろん、そういう面倒な手続きをやめてほしいという意見もあるだろうから、そのバランスも考えながら制度設計を考えてみたい。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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