北原茂実『病院がトヨタを超える日』と『病院が東北を救う日』を読んで、日本の医療制度が危機に陥っていることを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/12/04

北原茂実『病院がトヨタを超える日』と『病院が東北を救う日』を読んで、日本の医療制度が危機に陥っていることを知る。

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 前者の本はちきりんさんの推薦、後者の本はキンドルで安かったので購入。

 北原先生は脳神経外科が専門だが、日本の医療制度の欠陥、特に、今の診療報酬制度に限界を感じて、日本では八王子で自分の理想を実現した病院をつくって黒字経営をし、さらに、カンボジアでの医療制度の構築に努力している。

 さらに、後者の本では、東日本大震災で様々な医療物資を運んだのち、医療からの復興を唱えて、女川町で準備していたが、地域医療振興協会の反対で挫折してしまったという話。

 医療を産業にするという発想はわかりやすいが、自分は医療にうといので、まず、日本の医療制度が危機に陥っている事実に驚いた。

(1)医療の現場が荒廃している原因は、財源不足にある。(p61)

(2)診療報酬は過去数十年にわたって伸びていない。また、診療報酬制度は、各サービスが均一なことを前提にしているので、手術の成功率など情報公開が全くなされていない。(p69)

(3)新薬の認可の遅れの背景には高額の新薬を認可すると、日本の医療費がパンクするという背景がある。(p74)

 そもそも医療法人のように銀行借り入れした資金調達のできない仕組みで、MRIとか高額の設備投資をしなければいけないこと、古い設備で何もしない病院が一番診療報酬が確保できることなど、大変な問題をかかえていることがわかった。

 北原先生がいうような、株式会社化などの手段が本当に医療改革になるのかは、よく勉強してみたいと思う。

 しかし、こんなに世の中の医者の方々が経営に苦労しているのに、お気楽に、医療産業の輸出化とか、いっていちゃいけないな。まず、医療が経済的に成り立つようにしないといけないと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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