今泉宜子『明治神宮』を読んで、外延は当初から一種のブラックホールだったと知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/12/12

今泉宜子『明治神宮』を読んで、外延は当初から一種のブラックホールだったと知る。

明治神宮: 「伝統」を創った大プロジェクト (新潮選書)明治神宮: 「伝統」を創った大プロジェクト (新潮選書)
(2013/02/22)
今泉 宜子

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 国立競技場の建て替えが問題になっているので、まず、明治神宮のお勉強。

 明治神宮があの場所にできたのは、もともと渋谷栄一など民間の陳情活動の成果。

 最初は墓所を東京に持ってきたかったが、明治天皇自身が京都に創ってほしいといわれていたので、方針を変更して、神宮を東京につくる陳情をしたという。

 その整備も、内苑は国が外苑は民間の寄付で整備されることになり、また、内苑でも樹木は各地からの寄付でまかなった。

 整備計画については、東大林学系が内苑を、外苑は農学系が設計をした。

 問題の外苑は、いまよりもっと広々とした芝生広場を中心としたオープンスペースだった。

 ただし、著者によれば「外苑とは、その計画段階から完成後、いや現在にいたるまで、相反するような構想や実現しなかったアイディアを含めて、さまざまな要素をそのなかに飲み込み続ける、まるでブラックホールのような場であるといえよう。」(位置2417-2419)

 まるで、今の国立競技場の問題を前提にしていたかのような記述がある。

 そのほか、後半は絵画館の話で、それも、明治天皇の遺訓から、少しずつ明治時代の正史を絵画であらわすという、当然、異論がいっぱいでそうな話の分析。これも絵画界という魑魅魍魎が徘徊する世界で特定の画家に特定の場面を書かせるという大胆な計画を実現した話としておもしろい。

 もう少し、施設計画論については、勉強を深める必要あり。確か越澤先生の本にも記述があったような気がする。明治神宮の施設計画でいい本があれば教えてください。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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