後藤健生『国立競技場の100年』を読んで、8万人収容の汎用スタジアムは時代遅れだそうだ。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/12/22

後藤健生『国立競技場の100年』を読んで、8万人収容の汎用スタジアムは時代遅れだそうだ。

国立競技場の100年: 明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ国立競技場の100年: 明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ
(2013/12/15)
後藤 健生

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 サッカージャーナリストの後藤さんが、戦前からの国立競技場の歴史を丁寧に分析している。

 例えば、戦前の1940年オリンピックでは神宮外苑の風致を守るという観点から当時、神社を所管していた内務省が反対してメイン会場が駒沢になったこと。また、その当時から神宮外苑は手狭だという評価だったこと。(p152)

 戦後、最初の国立競技場をつくるときには、明治神宮からの要求でスタジアムの高さは8m以下とされたが、結果7m91cmに収まった。(p210)ただし、東京オリンピックの改築で大幅に高さは高くなり(23m43cm)、また、照明灯(50m)が設けられた。(p211,238)

 著者の結論は、汎用スタジアムは時代遅れということ。そもそも国立競技場自体が、サッカー専用の競技場が多く設けられたことから、動員力が落ちていること、サッカーと陸上競技場を同時に使える競技場では観客から遠くなり人が集められないこと、他国でもオリンピックの主会場は、最もその国で人気のあるスポーツに改築、減築されていること、その意味では、8万人収容の汎用スタジアムは時代遅れということだった。(p339)

 屋根のデザインよりも、税金を入れて使うのなら、将来に向けて何に使うのか、それがどの程度の頻度があるのかぐらい、固めてから議論しないといけないと思う。

 使いみちがあまりないのなら、仮設で観客席をつくって、ダウンサイジングもありえるのではないか。

 文部科学省とスポーツ振興センターはこの説得力ある意見にちゃんと答えてほしい。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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