バートン・ビックス『富・戦争・叡智』を読んで、戦争で資産を守り抜くのは不可能に近い。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2013/12/30

バートン・ビックス『富・戦争・叡智』を読んで、戦争で資産を守り抜くのは不可能に近い。

富・戦争・叡知富・戦争・叡知
(2010/04/24)
バートン・ビッグス

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 木下師匠の推薦。

 早速購入。

 著者はヘッジファンドの経営者。歴史の分析、記述はやや乱暴な感じだが、戦争の転換点、例えば、ミッドウェー海戦とかスターリングラード攻防戦の潮目を株式市場が的確に示しているということ。

 これは、因果関係かどうかは別にして、それ以降は連合国側が勝ち続けているので、その潮目が株価の底になるのはあたりまえといえる。

 その時点で生きていたここの投資家がその底値を認識していたかは別だと思う。ただし、大衆の投資行動はマクロになると、結構的確だということはわかる。

 本筋からははずれるが、戦争を迎えたときの金持ちの行動の分析もおもしろい。芸術品は焼けてしまうし、持ち運びできない。銀行の保管庫も占領されたら勝手にあけられてしまう。ドイツにいたユダヤ人がいかに危機に鈍い行動しかできなかったかも、その当時、ヒットラーが完全にドイツ人化しているユダヤ人をそこまで迫害するとは思わなかったのも、当時の常識からは無理もない。

 著者が戦争に耐える資産の持ち方として提案しているもの。資産の75%を世界中の株式に分散投資する、農場や牧場など離れているがたどりつける土地を確保しておくこと、自給自足に耐えられるように。(p400)

 そんな時代が来ないことを祈るが、結構切実な提案。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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