梅原淳『鉄道の未来学』を読んで、鉄道の営利企業だから乗客の苦痛より利益優先としる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/06

梅原淳『鉄道の未来学』を読んで、鉄道の営利企業だから乗客の苦痛より利益優先としる。

鉄道の未来学 (角川oneテーマ21)鉄道の未来学 (角川oneテーマ21)
(2011/09/10)
梅原 淳

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 都市計画の知識の中では、特に公共交通、鉄道の知識が乏しいのでここを充実させようと思って読んだ本。

 新しい知識がいくつかあり。

(1)「鉄道会社各社が複々線化や新線の建設に消極的であるのには理由がある。少子高齢社会の到来でいずれ利用者が減ると予測しており、設備投資を渋っているのだ。」(位置No. 237-238)

 混雑している方が儲かるんだね。通勤地獄は鉄道会社の儲けの種なんだ。

(2)「JR東海は一切明らかにしていないが、常識的に考えて列車を運休させないで鉄橋を架け替えるのは難しい。運休期間はどんなに短くても数週間から数カ月に達するだろう。」(位置No. 788-790)

 これは、東海道新幹線の大規模な修繕の話。東京オリンピックの時にできたので、相当に橋脚とか鉄道設備が痛んでいるはず。このコストに加えて、中央リニアのコストを本当にJR東海だけで負担できるのか、最後に税金に頼ってくるのではないか。

(3) 「LRTというのは一つの列車当たりの輸送力が60~150人と小さい。最も少ない60人というのは大型の路線バスと同じ定員であり、これだけの輸送力しか得られないのならばバスでよいと考えるのは当然だ。」(位置No. 1219-1221)

 LRTはファンが多いが、輸送能力は確かに少なそう。道路基盤がしっかりしていればバスの方が効率よく、財政負担が少なく運営できそうな気がする。

 そのほか、リニア新幹線では一人あたりの電力消費量が新幹線の約3倍だとの情報もあり。本当にそんな電力を食う、巨大で新技術のかたまりのようなものを、私企業の負担だけでできるのか。また、東京、名古屋、東京大阪間だと、LCCがもっと便利になって安くなると、とても値段では勝てないような気がするが、どうだろう。

 税金使わないということで、国民の関心は低いが、仮にリニア新幹線が最後に税金の負担を求めてくる可能性があるとしたら、本当に日本の国力で作り得るものなのか検証が必要になると思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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