板谷敏彦『金融の世界史』を読んで、株高で喜ぶのはあんまりあてにならないと思った。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/08

板谷敏彦『金融の世界史』を読んで、株高で喜ぶのはあんまりあてにならないと思った。

金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)金融の世界史: バブルと戦争と株式市場 (新潮選書)
(2013/05/24)
板谷 敏彦

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 金融の勉強のついでに歴史も勉強。

 昔の貨幣の歴史とか株式会社の誕生などためになる情報あり。

(1)もともと一七世紀初頭の世界で、金融の最先端にあったオランダ東インド会社だけは株主有限責任制だったのですが、徐々にこれが広まり、一九世紀のアメリカで制度として株主の有限責任制が確立されました。(位置No. 59-61)

有限責任による株式会社という制度が資本主義をジャンプアップさせたという理論は最近は有力だそうです。確かに、日本でも明治維新と同時に株式会社が生まれましたよね。

(2)いくら頑張って働いて財産を貯めても、ある日突然、国家権力によって奪われてしまうような社会では、人はやる気が出るわけがありません。しかしながら気をつけなければならないのは、財政赤字の異常に多い国でも、同じような財産権の侵害が起こる可能性があるということです。例を出すならば、ハイパーインフレ下のドイツであり、第二次世界大戦終戦後の日本で現実にあった預金封鎖です。(位置No. 607-611)

著者は明確にいっていないが、日本の財政赤字のハードランディングの姿かもしれないという意識を持ちたい。

(3)日本の八〇年代のバブルも、リーマン・ショックを含むそれ以前の海外のバブルも、そっくり同じとまでは言わなくとも、消費者や市場参加者の将来に対する過信とそれを裏付ける「レバレッジ」による拡大された消費や投資の状況が、毎度おなじみなものだからです。(No. 2212-2214)

うまく文章は拾えなかったのですが、株式の変動を100年をこえる長期で並べるとだいたいは、正規分布なのだが、確立ゼロのあたり、いわば両端に小さな山がある。要は正規分布では起きえない確率の大暴落が何度もおきていること。

 株式は、要は水物だなと思う。

 今は、日本株が順調にあがっているので、政府の政策の成果のように思われているが、株はちょっとしたことで暴落するので、あまり、そういう言い方は避けて置いた方がいいと思う。株が低い時は、政治家も「株の上下に一喜一憂しない」といっていたような気がする。

 要は、持続的な経済成長が始まって始めて、政策効果がでたのであって、株があがったり、物価があがったからといって国民生活がよくなるわけではない。

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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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