シェインドリン『ユダヤ人の歴史』を読んで、ユダヤ人自身がかいた冷静な歴史書、一読の価値あり。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/17

シェインドリン『ユダヤ人の歴史』を読んで、ユダヤ人自身がかいた冷静な歴史書、一読の価値あり。

ユダヤ人の歴史 (河出文庫)ユダヤ人の歴史 (河出文庫)
(2012/08/04)
レイモンド・P・シェインドリン

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 ユダヤ人の著者が、自分の子どもにちゃんとユダヤ人の歴史を説明できる本がなかったので、自分で書いたという本。

 読んでいて、冷静にユダヤ人の悲劇を書いていて、かえって引き込まれる。

 自分が知らないことばかりだが、特に、印象に残った点。

(1)ユダヤ人というと高利貸しのようなイメージがあるが、ユダヤ人は土地所有を禁止され、様々な国王から通常の職業を禁止されて、生きていくため、やむをえず、キリスト教徒やイスラム教徒が禁止され、さげすんでいた、金貸しや古物商を営むようになったこと。

(2)ヒットラーがドイツの政権をとったとき、ヨーロッパの各国はユダヤ人の移民の受け入れに消極的だったこと、そして、3代前の祖父か祖母がユダヤ人の場合にはユダヤ人と扱うという要件だったので、完全にドイツ人化していた「ユダヤ人」は自分まで被害が及ぶと考えなかったこと、そして、ヒットラーの政権がそんなに長続きするとは思わなかったことから、ドイツ国内に相当のユダヤ人が残っていたこと。

(3)アメリカでは、ユダヤ人に対して一番融和的な社会になっていることから、かえってユダヤ教のしきたりや文化を守ることが困難になっていること。

 著者は、最後にこうまとめている。「イスラエルもディアスポラ社会もそれぞれに様々な課題を抱えているのは事実であるが、いまほどユダヤ人の歴史にとってよい時代はないのも事実である。」(p360)

 イスラエルはテロを含む事故にあう確率が、その他の国に比べて2桁ぐらい高いと聞いたことがある。常時戦闘状態であるイスラエルであっても、ユダヤ人からみれば、自国があるというのは「よい時代」なんだな。これをパレスナ人からみると、一番悪い時代ということになるのかもしれない。

 考えがまとまらないが、きちんとユダヤ人の苦しみの歴史を知ることは、人間といて大事なことだと思う。

 わかりやすく、よみやすい本なので非常にお薦めです。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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