ヘレン・ミアーズ『アメリカの鏡・日本』を読んで、戦前の日本の立場を擁護した本。しかし、それでも反省が必要。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/19

ヘレン・ミアーズ『アメリカの鏡・日本』を読んで、戦前の日本の立場を擁護した本。しかし、それでも反省が必要。

抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)抄訳版 アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21)
(2005/06)
ヘレン ミアーズ

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 日垣さんの古典塾で、参加者の一人が推薦した古典。

 アメリカの歴史学者で、GHQにも勤務していた著者が、戦前の日米関係を分析。

 内容が日本よりだといって、マッカーサーが訳本を発禁処分にしたいわくつきの本。

 著者の主張は、日本は、欧米の外交政策、合法的な措置と権益確保という手法を忠実に学んだ生徒のようなもので、日本の対外拡張政策を非難するほと、欧米、特にアメリカは潔白なのか、欧米と同じことを、少し遅れてやったのではないか、ということ。

 さらに、原爆はソ連との間の政治戦争のために使われたのであって、日本が降伏するのは原爆を使わなくても時間の問題だったとか、アメリカは、無条件降伏という厳しい降伏条件をつけることによって、日本が再起できないまでたたきのめそうとしていたなとど指摘している。

 書いてある内容は、正直いって、日本人にとって胸がすっとする部分もある。

 だからといって、無謀で勝ち目のない戦争を始めたこと、中国や東南アジアを侵略したことを正当化できるわけではない。やはり、こういう本、一面では正当な評価がアメリカ人から寄せられていることは知りつつも、確実に負けてしまう戦争、日本がなくなってしまうかもしれない戦争をなぜ、無謀にも始めたのか、指導者たちの決定システムや政治のシステムにどこが問題があったのかを、きちんと理解して、決して同じ失敗をしてはいけないと思う。

 戦争はないほうが当然いいし、政治的に追い詰められても負ける戦争は絶対に始めてはいけない。そういうドライでプラグマティックな考え方が政治には必要だと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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