安田峰俊『和僑』をよんで、善悪とりまじえて、いろんな日本人が中国に入り込んでいる。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/23

安田峰俊『和僑』をよんで、善悪とりまじえて、いろんな日本人が中国に入り込んでいる。

和僑    農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人
(2012/12/15)
安田 峰俊

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 キンドルの日替わりサービルだったかもしれない。

 著者は多摩大の非常勤講師だが、ノンフィクション作家、とても中国語が堪能。

 中国の社会の深部まで踏み込んで、そこで働く日本人を記録している。

 まず、上海など日本人社会ムラがあるところでは、日本の暴力団が進出して、日本人の店からみかじめ料をとるかわりに、中国のあてにならない公安警察のかわりに、店を守ったり、お金の取り立てをしている。実際には、幹部だけが日本人でてかは中国人なので、日本の暴力団とはお金の流れが逆で、幹部が部下の中国人のお金を流している。

 著者も心配しているが、日本の暴力団の幹部が死んだときには、部下の中国人が日本人経営の店舗を脅し始めたりするのかもしれない。ちなみに、この日本の暴力団員がトップの組織は中国公安にも事実上黙認されている。

 二つ目は、雲南省の少数民族のムラで結婚して子どもももうけて生活している日本人青年。年に2ヶ月ぐらい日本で働いて100万円かせいだら、雲南省にもどって、その金で家族とくらす。その少数民族のムラでは漢民族がなんども統治しようとしたが、漢民族の人をぼこぼこにしてしまうので、結局少数民族の長が村長をやり、事実上、本当の自治が行われている。中国の少数民族の社会の実態もみえる。当然、ものすごく貧しい。

 三つ目は、上海の隔絶した日本人むら。高層マンションは、仕様が最初から日本と同じ、例えば、100ボルトで日本のコンセントになっており、インターネットも検閲なし。日本人の大使館、ジャイカ、ジェトロの幹部や大企業の幹部が月30万円の賃貸料で住んでいる。併設した日本人学校は生徒が3000人、まったく日本語で生活している。

 このような日本人だけで生活して、仕事のときだけお父さんが外にでていくという仕事のスタイルで、経営ができるのは、日本の古い大企業だろうな。こんなことしているから、中国にある日本の企業の工場でストライキが頻発したりする。きっと二番目の青年のように、もっと勇気と覇気がある経営者もいて、そういう人は中国社会に溶け込んで生活していると思いたい。

 一番おもしろいのは、マカオに出稼ぎしている日本人風俗嬢。あんまり、なまなましいので、ここにはかけない。興味がある方は、この本を購入されたし。

 いいか、悪いか別にして、戦前も上海とかいろんな大陸浪人とか徘徊していたと聞くが、今の中国も上品な日本人、普通の成人、反社会勢力が進出しているのがわかる。あんまり、中国にキレイゴトばかりいえない気がしてきた。

 
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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