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2014/01/23

松永安光『まちづくりの新潮流』を読んで、超高層分譲マンションって将来どうするのか頭が痛い。

まちづくりの新潮流―コンパクトシティ/ニューアーバニズム/アーバンビレッジまちづくりの新潮流―コンパクトシティ/ニューアーバニズム/アーバンビレッジ
(2005/09)
松永 安光

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 著者の松永さんご自身の推薦で購入。

 大部分は、ヨーロッパの新しい建築の流れの紹介。ぼくはデザイン教育をうけていないので、自身があまりないが、全体を通じて、中低層で高密度な街並みの事例が多いと思った。

 まちづくりの原則として松永さんが整理された項目。共感する。

 「徒歩圏での地域計画」「用途や機能の混合」「空地や既存の土地利用の再利用」「多様な居住者によるコミュニティの形成」「エネルギー消費の低減・効率化」「公共交通の整備と利用促進」「中・高密度の人口計画」「公共空間の重視」「多角的な都市の形成」

 実際にも、低層高密度の路地型集合住宅を設計している。

 やはり、この対極にある超高層分譲マンションの林立する大都市都心の状況が気になる。

 大規模修繕とか将来の建て替えとか、どうやって意思決定するのだろう。1000戸の分譲マンションなんか、一つのまちぐらい住民がいるのに、今の区分所有法とかマンション建て替え法で対応できるのだろうか。

 まだ、オフィスビルとか賃貸住宅ビルであれば、オーナーが一人なので、意思決定も楽だし、どうしようもなくなれば、破産して損きりすればなんとか建て替えもできるような気がする。

 それに対して、超高層マンショというのは、個々の部屋ごとに所有者が違うので、今の制度のままではとんでもない負の遺産にならないだろうか。

 まず、それほどの地価水準でないところは、できるだけ、中低層で路地型で高密度の実現するような建築設計を都市計画で誘導すべきだろう。地価水準が非常に高い東京の真ん真ん中とかはどうしたらいいのだろう。超高層分譲マンションを規制するといっても、高価格で土地を取得したデベロッパーとか地権者が納得するとも思えない。

 少なくてとも、何か、もっと意思決定がスムーズにできる管理手法、建て替え手法が必要だと思う。今の超高層が痛んでくる時期には、そんなに日本の国力もなく、国も地方の財政も痛んでいるはず。その時にどう対応するかを真剣に考えるべき。

 少なくとも、もう大量の超高層分譲マンションが供給されていることを踏まえて、対応策を次世代に引き継ぐまでに考えないといけない。

 どなたか、アドバイスをお願いします。この本を読んで、本当に心配になってきた。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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