佐藤信之『鉄道会社の経営』を読んで、新幹線以外の鉄道の経営はもっと厳しいとぼくは思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/01/27

佐藤信之『鉄道会社の経営』を読んで、新幹線以外の鉄道の経営はもっと厳しいとぼくは思う。

鉄道会社の経営 - ローカル線からエキナカまで (中公新書)鉄道会社の経営 - ローカル線からエキナカまで (中公新書)
(2013/12/19)
佐藤 信之

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 鉄道という公共交通機関の考え方は、都市計画のなかで重要だと思っているが、自分の考えがまだはっきりしていないので、タイトルで購入。

 一言で言って、著者の認識はこんな感じ。「地方の財政が厳しくなっていくなかで、既成市街地の再生による土地利用の効率化のためにも、鉄道・軌道などの公共交通機関の整備が重要である。」(p310)
 
 僕は、この結びの言葉自体、都市鉄道に対する認識が甘いと思う。

 まず、東京、大阪などの大都市の都市鉄道についても、特に大阪では顕著だが、利用者数が減少してきており、鉄道施設に対する新規投資を抑制してきている。東京など、混雑度180を超える路線があっても私鉄やJRは根本的な対策はとらない。従前の貨物線などを利用したソフトの対策に終始している。それは、これ以上、旅客が増えないとかんがえているからではないか。あとは、他線との競争。

 私鉄とJRの都市開発や駅なかビジネスも、明るい面というよりも、多角化して収益構造を安定させようという試みだと思う。阿倍野ハルカスなんかそのもの。

 あと、中心市街地の活性化に鉄道や軌道が新たにいるかどうかは、かなり微妙。新しく軌道を整備し鉄道会社をつくることによる地方財政の負担が相当に重い。富山でも毎年運営赤字を財政から補填していると聞いている。

 仮にやるなら、市内への交通規制と沿線への受益者負担制度の導入ぐらいのセットにしないと軌道はやっていけないのではないか。一つの選択肢ではあるが、大抵の市であれば、既存の道路インフラを活かして、バスレーンを設置していくのが手堅いのではないか。

 そのためにも、交通規制権限と市内運輸業者の規制権限は市町村長に委譲すべきだと思う。そのぐらい、総合的に交通政策を実施しないと新しい鉄道とかLRTは難しいと思う。

 これはまだ途中の私見なので、もっと勉強したいと考えている。いい文献があればご教示お願いします。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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