P.W.シンガー『戦争請負会社』を読んで、戦争に民間会社は問題が多いが、災害時の応急、復旧対策には会社は使える気がする。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/02/03

P.W.シンガー『戦争請負会社』を読んで、戦争に民間会社は問題が多いが、災害時の応急、復旧対策には会社は使える気がする。

戦争請負会社戦争請負会社
(2004/12)
P.W. シンガー

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 木下師匠の推薦。

 民間企業の形をした戦争請負会社が、ロジスティックのような兵站部門はもちろん、小規模な戦闘行為まで、進出している。

 特に、バルカン半島やアフリカなどの比較的小規模な内戦については、その勝敗を左右するまでの影響力を持っている。

 メンバーには、退役軍人やグルカ兵など、現役、退役した軍人がネットワークされていて、ちょっとした小国の軍隊よりもよく訓練されているし、強い。

 ただし、もちろん、民間会社が戦争に参加することへ道義的な問題、金を支払う政権につくことから、民主的な動きを踏みつぶす可能性もある。

 また、契約という観点からみると、そもそも一括請負のようなもので、成果がわかりにくく、競争が働かないと、政府から金をぶんどり、金がないときはダイアモンドの採掘権など鉱業権をぶんどることになり、過剰な当該国民の負担になる。

 契約の問題を別にすれば、戦争という場面での民間会社の請負というのは道義的に問題があるが、災害からの応急復旧、復興という観点からは、民営化というアイディアもありえるのではないか。

 応急で、消防、警察、自衛隊を酷使しているが、もっと巨大災害になったら、いわゆる、ボランティアだけでなく、警備会社や弁護士、医者などで応急対応ができる人材をネットワークして保有している会社の出番があるのではないか。

 復興過程はもう少し専門家中心となるが、土木、建築、都市計画、商業、漁業、農業などのプロ技術者が柔軟に市町村に支援に入る体制を、民間会社がつくる可能性はあるのではないか。

 平時になんで食べていくかという問題があるが、国や地方行政は行革で人員の削減しているし、陸上自衛隊も災害救援のために組織を維持するのは効率がわるいので、民間会社にOBとか専門家を登録して、災害発生時には会社と国が契約して、もれなく、災害現地に派遣するという体制が必要な気がする。

 災害支援会社のアイディアどうですか。最初はNPOでもいいけど、株式会社にしてきちんと対価を払った方が永続性があるし、大きな体制を組めると思う。

 もちろん、この本で指摘している、民間会社の過大な請求の問題とか、指揮命令権の混乱などについては、制度面を含めて工夫がいる。

 新しいアイディアが浮かんできた。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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