横手慎二『日露戦争史』を読んで、「坂の上の雲」はやっぱり小説だったんだなと実感。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/02/04

横手慎二『日露戦争史』を読んで、「坂の上の雲」はやっぱり小説だったんだなと実感。

日露戦争史 - 20世紀最初の大国間戦争 (中公新書)日露戦争史 - 20世紀最初の大国間戦争 (中公新書)
(2005/04/25)
横手 慎二

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 自分は司馬遼太郎世代。知らず知らずに日本史の知識は司馬さんの小説に影響されている。

 きちんと是正しないといけないなと思って、まず名著「坂の上の雲」が主に扱った日露戦争のちゃんとした分析本。

 今回事実をきちんと確認した点。

(1)韓国に対しては、1904年2月23日に議定書を交わして、韓国を同盟国にするとともに、韓国内での用兵権を確保した。清国に対しては、中立をまもるとの布告をだすように働きかけ、2月12日に布告がでた。(p162)

 坂の上の雲では、韓国と清国の領土が戦場になったことがほとんど意識されていないが、当時の日本政府はきちんと条約など国際法上の対策をうっていた。

(2)児玉源太郎が行く前に、山縣総司令官から乃木第三軍司令官に203高地を攻撃するように電報で指示していた。(p154)

 坂の上の雲では乃木将軍が極端に愚鈍に、児玉総参謀長が賢く描かれているが、少なくとも203高地攻撃は旅順艦隊を攻撃するために、児玉が乃木を説得したのではなく、陸軍の方針として先に決まっていた。

 ほかにも、日本が捕虜の扱いが丁寧だったのは、ほかならぬニコライ2世が提唱してまとめたハーグ陸戦規則が生きていたため。これはロシアも同じで、これによって、定期的に捕虜の交換が行われていたのも、意外だった。

 きちんとした歴史学者の本を、自分は知ったつもりになっている日露戦争でも読んでみることが大事だなと確認した次第。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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