内田樹ほか『一神教と国家』を読んで、日本人のイスラム教徒兼宗教学者という人がいること自体驚き。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/02/16

内田樹ほか『一神教と国家』を読んで、日本人のイスラム教徒兼宗教学者という人がいること自体驚き。

一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書)
(2014/02/14)
内田 樹、中田 考 他

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 内田樹さんの新刊。

 著者は、東大文学部時代にイスラム教徒になり、その後、同志社の新学部の教授をやって今、フリーらしい。

 日本人で、自分で頭で考えて、イスラム教徒になって、かつ、宗教学者まで勤めた人を初めて知った。

 内田さんの誘導で結構おもしろい対談になっている。

(1)中田さんは、文学部生時代に、クリスチャンになろうかムスリムになろうか悩んで、クリスチャンの方が厳しそうなので、慈悲深いムスリムになった。(p36)

 ムスリムが慈悲深いいんですね。なった人からいわれるとそうかなと思う。確かに、コーランには死後の楽しそうな歓楽的な世界が描かれていますね。

(2)戦前、戦中に日本の軍部がイスラムに関心を持ったのは、中国に対する対抗としてイスラムを利用しようとしたから。(p97)

 イスラム文学の大家の井筒先生も確か満鉄の調査部にいたはず。

(3)近代的な領域国家は、イスラムには意味がない。みんな同じアラビア語で祈り、おなじ普遍宗教を信じている。むしろ、今の政権にある人々が西欧の占領時代に惹かれた国境をまもって、政治的に権力を維持しようとしている。(p125)

 イスラム社会がまとまって、一つの経済社会になったら、西欧やアメリカにとっても驚異だろうな。でも、実際には、寸ニー派とシーア派、さらにアルカイダのような過激派もいるので、今の国境を前提とした主権国家が当分続きそうな気が自分はする。

 しかし、本物のイスラム教徒が日本人として提供してくれる情報は、貴重だな、と思い、発売早々に紹介する次第です。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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