『わたしはマララ』を読んで、パキスタンにおけるタリバンの脅威とイスラム教の女性蔑視のすざまじさを知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/02/19

『わたしはマララ』を読んで、パキスタンにおけるタリバンの脅威とイスラム教の女性蔑視のすざまじさを知る。

わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
(2013/12/03)
マララ・ユスフザイ、クリスティーナ・ラム 他

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 イスラムの勉強の際には、イスラム社会の女性蔑視の考え方を忘れてはいけないと思う。

 この本は、パキスタンの北西部に住む、マララという頭のいい少女が、タリバンが侵攻してきて、女性の通学や女性のかよう学校の廃止、女性の一人の外出の禁止などに強く反発して、ブログでその反対の意見表明をした結果、タリバンに頭を打たれ、イギリスの病院に運ばれ、一命をとりとめた話を、マララ自身が語っている。

 この本自体は、その事件以外にも、パキスタン政府に対する不審感、パキスタン軍に対する不審感も同時にかかれているし、アメリカのパキスタンとアフガンの周辺への無人機の爆撃も同時に批判している。

 要は、パキスタンの北西部のアフガン周辺では、誰も安全を確保してくれる人がいなくて、危険になるとまちの方に逃げるということを繰り返している。

 また、この少女は、タリバンとパキスタン政府がつながっているのではないかと恐れている。

 もともと、アフガンにソ連が侵攻したときにはアメリカが武器をあたえて、アルカイダにつながる武装勢力を組織することを支援したり、パキスタンは、タリバンに対して支援をしたりしている。

 この歴史のなかで、多くの武器がこの地域にあふれ、さらに、アフガンのタリバンに対するアメリカの攻撃で一層状況は混乱し、むしろアフガンではタリバンが勢力を回復しつつあるという情報もある。

 ビンラデ;イーンをかくまったということで、タリバンを攻撃するアメリカに正統性があるのか、という疑問を実は自分はもっていたが、タリバンが女性に対してこれだけ差別的、蔑視的な政策をしていることを知ると、タリバンが再び勢力を回復することをほっておくこともできないなと思う。

 結局、その国の国民が立ち上がって、タリバンなどの武装勢力を追い出すことに立ち上がらなければいけないとは思うが、そもそもパキスタンも様々な部族に分裂していて、まったく運動も統制がとれない。一方で、パキスタン政府自体も軍部の影響が強く、かつ、末端ではタリバンを本気で攻撃する意欲もなく、腐敗している。

 この出口の見えない状況を少しでも改善するためにはどうしたらいいのか。本当によくわからないが、その悲劇的状況を世界中に訴え続けたマララの勇気は大事にしなければいけない。

 このパキスタン北西部の混乱状態を世界の人たちが注目し続けることがまず大事だと思う。

 その意味でも、是非、ご一読をお薦めします。若干、文脈はぐちゃぐちゃ感があるけど。真実を語る力は強く感じます。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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