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2014/02/20

内田貴『民法改正』を読んで、着実に契約法や不動産法の改正作業が進んでいることを知る。

民法改正: 契約のルールが百年ぶりに変わる (ちくま新書)民法改正: 契約のルールが百年ぶりに変わる (ちくま新書)
(2011/10/05)
内田 貴

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 今日はちょっとマニアックというか、法律に関心のある人の話題。

 日本の民法は、親族相続編を別にすると、明治時代からほとんど内容が変わっていない。

 極めて抽象的な文章で民法自体ができているし、その上にドイツ民法をよく勉強した我妻栄先生のドイツ流の解釈学と、さらに抽象的な民法をうめる膨大な判例がでていて、民法だけ読んでも、きちんとした判断ができない。

 従来から同様に不明確だった会社法などは大改正をすでに行っており、次は、民法ということで、東大の先生だった内田先生が、東大をやめて法務省の参与になって、民法改正の作業を進めている。

 約款の問題、事情変更の解釈などいくつか技術的な論点も触れているが、多くの文章はなんで、今民法を改正するかの説明にある。

 最も説得力ある説明は、日本の現在の民法のような不透明な形では、国際取引のなかで活用されず、他国の法律がデファクトスタンダードになってしまうということ。要は日本の国力がそれによって阻害されるということにある。

 それに加えて、是非、法律を読んだだけで、内容がわかるような民法にしてほしい。

 そうはいっても、会社法の現状とかみると、巨大な条文数になってしまってかえって、なにがなんだかわからない、コンメンタールが暑さ15センチぐらいになっちゃっているので、民法がどれだけわかりやすくなるかは疑問もある。

 いずれにしても、行政法も大事なところ、例えば、国家賠償法と民法の不法行為など、民法の知識が土台となっているので、法律事務官は、民法改正の状況を随時きちんと把握する必要があると思う。

 ちょっと、今日はマニヤックですいません。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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