ワプショット『レーガンとサッチャー』を読んで、イギリスからみた米英蜜月自体の分析だな。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2014/03/22

ワプショット『レーガンとサッチャー』を読んで、イギリスからみた米英蜜月自体の分析だな。

レーガンとサッチャー: 新自由主義のリーダーシップ (新潮選書)レーガンとサッチャー: 新自由主義のリーダーシップ (新潮選書)
(2014/02/21)
ニコラス ワプショット

商品詳細を見る


 副題に新自由主義のリーダーシップと書いてあるけど、具体的な新自由主義的な政策の分析は少ない。

 レーガンとサッチャーのまだ大統領と首相になるまえの付き合い、フォークランド諸島問題では、サッチャーが強行に軍事作戦を追求したのに、レーガンは腰が定まらなかったこと、逆に、グラナダ問題ではレーガンが共産党系同士の政権交代に軍事的に首をつっこんだことに対して、サッチャーは独立国の主権の中の問題として冷静に対応したことなど、時々、いさかいがあったことを、こまかなやりとりまで含めて復元している。

 サッチャーは細かな政策まできちんと管理していたのに対して、レーガンは大筋だえで、あとは任せていた。

 英国人の目からみると、レーガンとゴルバチョフのアイスランドのレイキャビック会談で、レーガンが核弾頭の全廃を提案するなど、かなり危ない提案もあったけど、まあ、ゴルバチョフが拒絶してくれて、助かったという感じ。

 細部は、レーガンの政策はかなりあやしいけど、明るく、米国民を鼓舞したという、そのキャラクターが、ベトナム戦争以降、沈滞していた雰囲気を打破する意味で、貴重だったんだろう。

 また、対外的強硬路線の結果、ソ連が崩壊したのも、二人の評価を高めるのに役立った。

 著者はあまりふれていないが、公的関与を減らず、規制を減らす、民間の活動を応援するという政策姿勢は、その後の性悪に大きな影響を与えて、米国の民主党や英国の労働党でも基本は踏襲するようになった。

 その意味では、市場の自由を重んじる新自由主義というのは、まだ続いているともいえる。

 新自由主義が生まれたときの政治状況を知るには読みやすくておもしろい本です。、
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。