『シュリーマン旅行記・清国・日本』を読んで、幕末の日本の評価が清国に比べて随分高いのに驚く。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/03/23

『シュリーマン旅行記・清国・日本』を読んで、幕末の日本の評価が清国に比べて随分高いのに驚く。

シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))シュリーマン旅行記 清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))
(1998/04/10)
ハインリッヒ・シュリーマン

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 トロイアの発掘で有名なシュリーマンが、幕末の日本と清国を訪問して書いた旅行記。

 当時の清国と日本の世情を知るうえで、貴重な古典。この本は短く、そして字も大きくてさっと読める。

 1865年、日本は幕末で横浜とか開港している。清国もアヘン戦争で敗れて上海とか開国している。

 いずれも政治情勢は混乱しているが、シュリーマンは民情をみに単身、中国は上海から天津、北京、そして万里の長城を見に行っている。

 シュリーマンによれば、北京の故宮は壊れかかっているし、街は不潔でさわがしい、万里の長城は素晴らしいのに中国人はすばらしさがわかっていないと厳しめの批評。

 日本には、上海から船で横浜に入り、馬で江戸や八王子まで視察している。

 日本の国民は世界で一番清潔だ(p87)と言っている。毎日、銭湯で身体を洗っていることを褒めている。また、寺院の僧侶なども親切で清国の尊大で下劣な坊主とは全く違うと言っている。(p105)

 まあ、中国のアヘン中毒も批判しているが、イギリスが中国貿易のために無理に輸入したもので、あまり中国の国民の退廃的なところを指摘しすぎるのも、同じ東洋人としてはどうかと思う。

 日本は、1967年の大政奉還までの混乱した時期ではあったが、幕府、朝廷、薩長などは混乱していたが、庶民の秩序は守られていたということだろう。また、アヘンの問題がなかったのも大きいと思う。

 率直な日本への感想、褒め言葉は、そのまま受け取ってもいいかもしれない。さらにいえば、外国からの圧力に対して、適切に対応して、大政奉還につなげて、当時の幕府の政治姿勢がもっと評価されてもいいということだろう。

 イザベラバードの日本紀行は明治11年から、それよりも13年ほど前の日本の庶民の実情、街の実情がわかる。

 外国人の視点から、日本の幕末の庶民の生活が評価されるのはいいことだと思う。

 
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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