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2014/03/26

マノフ『寄生虫なき病』を読んで、アレルギー、自己免疫疾患にきれいすぎる環境が影響していることを知る。

寄生虫なき病寄生虫なき病
(2014/03/17)
モイセズ ベラスケス=マノフ、福岡 伸一 他

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 アメリカの科学ジャーナリストの書いた本。日本では訳書がでたばかり。

 本人も全身が脱毛する自己免疫疾患とアトピーに苦しんでいることから、それにまつわる最新の研究を綿密に調査して分析した本。

 自分は生物、医学にまったくの素人なので、適切に理解しているかちょっと不安。

 タイトルは寄生虫だが、要は、適切な寄生生物、特に腸内細菌のバランスが現代人は狂ってきていて、それが、昔の様々な細菌に囲まれていたときには、その対応に急がしてくて自分を攻撃していなかった免疫系が、いはば攻撃する細菌などがなくなってきたときに、自己を攻撃するようになるという話。

 これは、疫学的に、自己免疫疾患が発展途上国で少ないことや、地中海での孤島がイギリス兵が上陸してきたら、次第に自己免疫疾患がでてきたり、また、東西の壁がなくなった時には東側には自己免疫疾患がすくなかったことなどから、追求していく。

 さらに、後半はDNA分析などから、一定の細菌、例えばビフィヴィス菌などがなくなって、有害な細菌だけになってしまうと、様々な自己免疫疾患がでてくることを、様々な医学実験データで紹介していく。

 この一つの寄生生物の極端な事例として、アメリカ鉤虫という寄生虫を著者はわざと寄生させることによって、少し産毛が生えてきたり、花粉症が治ったりする経験を語っている。しかし、著者は、まだ、医学的にこの寄生虫を飲むというのは危険性があるといわれており、副作用もあることから慎重に対応すべきと言っている。

 自分も花粉症、ぜんそく、白斑病というアレルギーと自己免疫疾患をもっているので人ごとではないし、随分、最近の研究では、腸内細菌を含む生態系の生物多様性まで考えないといけないということには、気づかされることも多い。

 少なくとも、抗生物質を飲んで腸内細菌を殺すデメリット、ジャンクフードに大量に含まれる保存料による腸内細菌への影響などを注意したい。

 自分としては、あわてて素人療法に飛びつくのではなく、ここまで医学、生物学の議論が進んでいるのであれば、専門家にもう少し努力してもらえれば、画期的な治療法が生まれることを期待しておくことにとどめたい。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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