『物流からみた道路交通計画』を読んで、もっと都市計画は最新の物流の動きを反映させないといけないと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/03/27

『物流からみた道路交通計画』を読んで、もっと都市計画は最新の物流の動きを反映させないといけないと思う。


物流からみた道路交通計画―物流を、分ける・減らす・換える物流からみた道路交通計画―物流を、分ける・減らす・換える
(2014/02)
建設技術研究所物流研究会

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 これも確か美濃部くんの紹介。

 物流の動き、特に最近は、東京の郊外のインター周辺などで最新型の物流施設がたくさん立地してきているので、物流をもう一度勉強しなおさないといけないなと思っていた。

 データとして、いかんなと思ったのは、欧米では空港・港湾と高速道路の直結率が80%以上なのに対して、日本は55%とかなり低いこと。(p100)

 また、最近は小規模な倉庫な物流施設のあとにマンションが建つことによって、物流施設と住宅の混在が進んでいること。(p150)

 都市計画上、物流施設の立地は住宅などの土地利用と離し、また、できるだけ高速道路との直結を誘導するといった物流施設の計画論とその誘導施策が必要なんだと思うが、現実には、禁止されていないところにはどんどん建つといった感じで、かなり乱雑な立地になっている。

 流通業務団地のような規制の強いものは使いにくいのだろうが、用途の混在を防ぎつつ、適切な物流施設の立地誘導をする仕組みが、都市計画上も必要だと思う。

 今の物流効率化法ではそこまでの発想もないし、むしろ、市街化調整区域でも開発許可を配慮するといった緩和措置だけが設けられている。

 むしろ開発許可の技術基準において、周辺の高速道路又はそれに準じる地域高規格道路などとの直結(10分以内に到着)といった接続道路規制とか、周辺用途や開発地区内での許容用途で、居住関係の用途や学校や介護施設などの用途など静穏を求める用途との混在を禁止するなどの仕組みが必要ではないか。

 また、駐車場法の荷さばき施設の標準条例に、大型車の駐車スペースしかなくて荷さばきの作業スペースがないという話(p179)も、まるで都市局が物流に無知なようで恥ずかしい話だと思う。

 国際競争力強化というと、すぐに業務中枢の話になるが、それを支えるのは高度な物流施設と物流システムなので、そこまでちゃんと視野にいれて、国際競争力をもった都市計画のあり方を考えることが必要だろう。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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