三部佳英ほか『東日本大震災からの復興再生をめざして』を読んで、指定確認機関としての活動はみごと、建築士としての復興計画支援は? - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/04/04

三部佳英ほか『東日本大震災からの復興再生をめざして』を読んで、指定確認機関としての活動はみごと、建築士としての復興計画支援は?

 この本はアマゾンではかえません。建築ジャーナルで変えます。

 宮城県のいわゆる外郭団体、今は一般社団法人となっている宮城県建築住宅センターの理事長ほかセンター職員の発災直後から、さまざまな建築指導の経緯を詳細にまとめている。

 ここまで、指定確認機関の対応状況をまとめたのは、始めての本だと思う。

 きづきの点。

(1)国土交通省の直轄調査について、「ハード面の整備プランに結びつける側面が強いのではないか、そして、それは産業、生活面との関係性を分離するものではないか」(p52)と石巻市の復興計画調査に入ったセンター職員が危惧しているが、結論がない。本当にそうなってしまったのなら、それは厳しく指摘すべきではないか。

(2)石巻市の復興計画では、人口フレーム15万人、純生産額を5000億円とほぼ従前どおりとしたとのこと(p55)だが、これを復興計画に明記しなかった理由がよくわからない。少なくとも、従来よりも成長することは絶対ないのだから、せめてそれぐらい明記して、過大な事業計画を抑制できなかったのか。

(3)建築確認申請の手数料を自主的に免除したのはすばらしいと思う。(p114)

 国からの補助は2分の1だというのは始めてしった。なんで、全額補助できないのだろうか。純粋株式会社の指定機関があるからだろうか?

 そのほか、被災建築物の危険度判定で、落下物があるからといって危険と判定して、誤解を受けるという話も、なんか改善の必要性があると思う。そもそも危険度判定と罹災証明の全壊・半壊との関係も含めて、整理すべき時期ではないか。

 いずれしても、センター職員が復興に踏めて奮闘努力していただいたことには強く感謝したい。

 こういう本が、都市計画部局や土木部局でも続々とでてくると、今後の反省にもつながるのにと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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