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2014/04/12

八代尚宏『社会保障を立て直す』を読んで、責任官庁の厚生労働省が次世代への負担を意識していないことが恐ろしい。

社会保障を立て直す 借金依存からの脱却 (日経プレミアシリーズ)社会保障を立て直す 借金依存からの脱却 (日経プレミアシリーズ)
(2013/12/10)
八代 尚宏

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 日本の財政では国でも地方でも社会保障関係の増額分がひどくて、社会資本への投資とかが圧迫されてきている。

 ある程度は日本の経済社会の成熟化の観点から仕方ないが、いまのように社会資本への投資をどんどん減らしていっては、一時の米国のように、2,30年後には更新期にきた橋や堤防などが次々と崩壊しかねない。

 やはり、それぞれの経費ごとに、現在負担すべきものは現世代が負担して将来の世代に負の遺産を残さないようにしなければいけない。

 この八代先生の本を読んで、痛切に感じるのは、消費税の引き上げ3%とか5%とかは焼け石に水で、根本的に現在の世代の負担を増やし、現在支援を受けている高齢者などの支援を減らすという抜本的な対策が必要なのに、それについて、真剣担当官庁の厚生労働省が考えていないこと。

 これは同じ役人としてがっくりくる。

 国民年金の保険料の未納率が半分近くになっていて、それを他の年金の基礎部分が合体して未納率を低く見せている話などは、本当にモラルの問題だと思う。保険料をきちんととれないのであれば、年金目的税にして、きちんと国税庁にとってもらった方がいい。

 まさか、社会保険庁、今は年金機構かもしれないが、その組織を守るためにそんなせこい戦略をとっているのではないだろうな。

 医療も介護も生活保護も、細かな制度設計の改善点については自分は自信がないが、持続可能な制度ではなく、このままでは次世代にツケを残すことは必然。これを、厚生労働省内の縦割りとか、既得権とかいってメスを入れないのは、本当になさけないと思う。

 厚生労働官僚、しっかりしろ。

 介護制度もちゃんとしないなら、住宅政策の中で介護サービス付き住宅を民間事業者主導でどんどん進めて、こちらで対応するぞ。厚生労働省が何にもしないなら、市場メカニズムをつかった介護サービスを住宅局が打ち出したらいいとすら思う。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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