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2014/04/21

ウィルソン『人類はどこから来て、どこへ行くのか』を読んで、著者の主張を真っ向から否定する解説がついている。

人類はどこから来て,どこへ行くのか人類はどこから来て,どこへ行くのか
(2013/10/30)
エドワード・O. ウィルソン、巌佐 庸 他

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 なんで購入したか失念。休日は、こういう壮大な本がいい。

 進化生物学というのに全く知識がないので、なんとなく著者に説得されたような気分になって、最後の解説を読んだら、九州大学の数理生物学(こういう学問があるんだ?)の先生の巌佐さんが、著者の主張を真っ向から否定している。

 まず、利他行動は、その行動をとるコストCと受ける個体の利益Bとが、rB>Cを満たすときだけ進化する。このrは血縁度。いわゆるハミルトン則というもの。「利己的な遺伝子」などでも語られている説。

 著者は、これが過っているとずっと本文が書いているが、解説者は、一定の仮定のもとでは成立すると指摘している。

 第二に、ウィルソンが得意な社会性をもった昆虫(アリとかシロアリなど)と人の社会における協力の進化は、別もの
という説に著者は立っているが、解説者はこれにも疑問を呈している。

 なんか、基本的な論点について、特に、遺伝子が自分の遺伝子をできるだけ残すように進化するという説を否定するかどうかは、素人目にみても大きな論点だと思うのだが、どっちが有力なのだろうか。

 どっちか判断できない自分としては、混迷が深まるばかり。

 困ったな。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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