土木学会編『交通社会資本制度』を読んで、さらっとしすぎて面白くない。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/04/23

土木学会編『交通社会資本制度』を読んで、さらっとしすぎて面白くない。

交通社会資本制度―仕組と課題交通社会資本制度―仕組と課題
(2010/07)
土木学会土木計画学研究委員会環境・地域・

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FBで紹介されていたので購入。

 自分が不得意な鉄道、港湾、空港などは少し読んでいてためになる。

 しかし、全体として、社会資本制度がかかえる危機感が全然伝わってこない。

 社会保障費の膨大な自然増を背景にして、公共事業費が急激に減少していて、かつ、地方公共団体の財政も圧迫されて、補助事業になかなかついてこれない時代になっている。

 一方で、現実には、あまり利用されない地方空港や地方港湾、赤字で廃線せざるをえない地方鉄道など、お金がなくて財政支援もできず、既存のインフラすら維持できない時代になっている。

 このような中で、どうやって次世代にいい水準のインフラを残していくか、交通社会資本にどうやって民間資本を導入して複合的なシナジー効果をあげていくか、といった切実な課題に対する危機感が伝わってこない。

 東日本大震災で海岸事業とか港湾事業、さらには市街地整備事業を一時的に増えているが、今後は、そのような大規模な公共投資はもうできない時代にきている。

 維持管理から、長寿命化へ、公的管理から民間主体、民間資本の管理へ、さらには、受益者負担など、できるだけ受益をうける人を限った資金の確保の仕方など、抜本的な方向転換が必要だと思う。

 初心者向けの本とはいえ、あまりの危機感のなさにあきれてしまった。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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