村上陽一郎『科学・技術の200年をたどりなおす』を読んで、科学って、理論化とそのほころびを直すさらなる理論化の繰り返しだと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/04/25

村上陽一郎『科学・技術の200年をたどりなおす』を読んで、科学って、理論化とそのほころびを直すさらなる理論化の繰り返しだと思う。

科学・技術の二〇〇年をたどりなおす (やりなおしサイエンス講座)科学・技術の二〇〇年をたどりなおす (やりなおしサイエンス講座)
(2008/02)
村上 陽一郎

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 先日、土木学会編の『交通社会資本制度』を読んで、なんとなく上っ面の話で不満だったので、積ん読になっていた科学史の本を読んでみた。

 理論物理学なんかもっともそうだが、ニュートン力学を古典力学にしてしまうほどの、アインシュタインの相対性理論がでて、さらにほころびがでてきて、量子力学がうまれ、それにアインシュタインがむしろ時代に逆行するような批判をしたりしながら、理論化を進めていく。

 土木学会の本に不満なのは、制度というのは、法律、予算、税制など、妥協の産物で、とても理論的とはいえない、不十分なもの。体系的にもばらばらだし、そもそも、これからの交通社会資本って、整備はおろか、維持管理だけでもちゃんとやれるのだろうか、という危機感があってしかるべき状況なのに、まるで法律とか経済とか科学かどうかあやしい知識しかない人間が書いたような、問題意識の低迷にある。

 土木学というエンジニア教育を受けて、理論的に考える専門家なら、制度のほころびと、限界、時代にあわないところが如実にみえていないといけないはずだし、その理論的な把握、論理的、合理的な分析に、技術教育の意味があると思う。

 それが、全く感じられないことに、先日怒りを爆発させてしまった。

 土木学がこの本で紹介されている、理論物理学とか分子生物学などの合理性、理論化の歴史についていけないのであれば、それは単なる行政の道具になってしまっているということだろう。

 もっと、頑張れ、土木学。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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