リチャード・ドーキンズ『遺伝子の川』を読んで、アメリカは神創造説を信じる人がたくさんいて遺伝学者も大変だと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/01

リチャード・ドーキンズ『遺伝子の川』を読んで、アメリカは神創造説を信じる人がたくさんいて遺伝学者も大変だと思う。

文庫 遺伝子の川 (草思社文庫)文庫 遺伝子の川 (草思社文庫)
(2014/04/02)
リチャード ドーキンス

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 ドーキンスの文庫がでたということで購入。

 わかりやすい。

 先日、ウィルソンの利己的遺伝子の原則であるハミルソン則を否定する本http://shoji1217.blog52.fc2.com/blog-entry-1730.htmlを読んだが、今回は、利己的な遺伝子という本を書いたドーキンスの本。

 この本は、遺伝子が自然淘汰の中で自分の遺伝子をできるだけ残すように進化したという説をもちろんとっているが、大部分は、アメリカに未だに優勢な神の創造説への反論が中心。

 例えば、アメリカの聖職者が、擬態で虫にメスを勘違いさせるランの花の精巧さから神が一気につくったもので途中段階などありえないという説に対して、そもそも虫の目というのの能力が極めて低いこと、また人間と見え方が違うこと、意外と簡単な擬態でだまされる動物も多いことなど、丁寧に説明している。
 
 自分は自然淘汰説を信じているので、随分くどく説明しているなと感じるが、このような、初心者向けの本をドーキンスが何度も書かなければいけないことに、アメリカの保守的な宗教層の圧力をかえって感じる。

 神から自由になって始めて科学が発展するということがよくわかる。

 最近の量子物理学や宇宙物理学で人間原理といって神の存在を認めざるを得ないという考え方がでてきているのも、不思議な感じがする。最先端の科学で神がもしかしたらいるかもしれないと議論しつつ、昔の自然淘汰説すら浸透しないアメリカの科学事情に矛盾を感じる。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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