中西準子『原発事故と放射線リスク学』を読んで、化学物質のリスク学の権威の分析として一読の価値あり。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/05

中西準子『原発事故と放射線リスク学』を読んで、化学物質のリスク学の権威の分析として一読の価値あり。

原発事故と放射線のリスク学原発事故と放射線のリスク学
(2014/03/14)
中西準子

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 中西先生は、若いころ、大規模な下水道処理よりも分散型の汚水処理の方が効率的という論文を書いて、東大都市工学科でほされて、そののち、化学物質のリスク分析で産業技術総合研究所のセンター長までやった人。

 化学物質、例えば、DDTなどは発がん性があって、一度禁止されたがかえってマラリアが蔓延してしまうといっリスクのトレードオフについて、人間の余命がどれだけ損失されるかという観点から、化学物質のリスクを分析した人。

 放射線の被害についても、放射線の影響を過大にみつもると、いつまでも従来の生活に戻れずに生活が安定せず、かえって寿命を減らす可能性があることから、中西先生はこれもリスクトレードオフの問題として分析している。

 放射線の人への影響については、専門家のきちんとした分析が必要だが、リスク学という観点からの分析も重要だと思う。

 中西先生は、ICRPの1から20ミリシーベルト/年の基準のうちで、他の化学物質の許容レベルなどを踏まえ、5ミリシーベルト/年を除染基準としたらどうかと提案している。

 自分は判断する能力はないが、かなり反政府的な活動を行ってきた中西先生の意見は、是非、一読の価値があると思う。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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