近藤克則『「健康格差社会」を生き抜く』を読んで、こういう社会民主主義的な発想って日本に弱いと思う。保守的発想と競うことが大事だと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/07

近藤克則『「健康格差社会」を生き抜く』を読んで、こういう社会民主主義的な発想って日本に弱いと思う。保守的発想と競うことが大事だと思う。

「健康格差社会」を生き抜く (朝日新書)「健康格差社会」を生き抜く (朝日新書)
(2012/08/01)
近藤 克則

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 日本は、ドイツの社会民主党、イギリスの労働党のような社会民主主義を掲げる勢力がはっきりしないと思う。

 近藤先生は、はっきり、米国型の市場原理を尊重する考え方ではなくて、イギリスのブレアのような社会民主的な政策をとるべきだと言っている。それ自体、立場をはっきりすることはいいと思う。

(1)ウィルキンソンが著書『格差社会の衝撃――不健康な格差社会を健康にする法』17)の中で、多くの例やデータをあげて述べているように、社会格差が広がると、自分と同類の人と思えなくなり、共感できなくなってしまうのだ。その結果、犯罪も増えて社会的なストレスは増加するのではないかと考えられる。(位置No. 1728-1731)

(2) そもそも何のために、健康を犠牲にしてまで経済成長を追求するのであろうか。もし、幸福の拡大のためだというのなら、経済学者フライらの『幸福の政治経済学』20)を読んで考えてほしい。彼らによれば、先進国においては、経済的な豊かさと幸福感の相関は思われているよりも低い。これが、「幸福のパラドックス」とよばれるものである。相関係数で0・2だから、寄与率はわずかに4%である。所得の大小よりも、むしろ失業や健康状態が悪いほうが強く関連している。(位置No. 2572-2577)

(3)10年単位の時間を要するであろうが「大きくて非効率な政府」ではなく、「小さな政府」でもない、「大きくても効率的なパブリック」という「第3の道」を模索しつつ追求する道が残されている。(位置No. 2722-2723)

要は市場メカニズムを活用する部分と、ナショナルミニマムとして政府が支える部分のバランスなので、自由主義的な考え方一辺倒ではなくて、社会民主主義的な考え方も世の中で一定の勢力を持っていた方がバランスがとれると思う。

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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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