坂井榮八郎『ドイツ史10講』を読んで、ヒトラーの出現には、ドイツ帝国の特質が背景になっていると感じた。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/23

坂井榮八郎『ドイツ史10講』を読んで、ヒトラーの出現には、ドイツ帝国の特質が背景になっていると感じた。


ドイツ史10講 (岩波新書)ドイツ史10講 (岩波新書)
(2003/02/20)
坂井 栄八郎

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 スペインから始まって、ヨーロッパ史を復習中。

 ドイツは、あのきまじめで、今は民主主議のお手本のような国なのに、どうしてヒトラーを生み出してしまったのか、これが謎だし、どうやったら、これから、彼のようなカリスマ指導者の出現を防げるのかというのが、ドイツ史の主な関心事。

 簡単には解けない話だし、この本でも明確に記述はしていない。

 自分は、第一次世界大戦で敗北するまでのドイツ帝国の特徴として掲げている点が気になった。

(1)軍国主義ドイツ、(2)学問の国ドイツ、(3)テクノクラートの国ドイツ、(4)若いドイツ(p157)

 ベルサイユ条約で過酷な賠償金を課されて、ハイパーインフレーションを起こして国家が崩壊しかけたことが背景にあったことはまちがいない。

 しかし、ドイツ国民がもともと、軍国主義、学問、テクノクラート、若い人口構成の国、いわば、いけいけどんどんの帝国民という意識からワイマール共和国の民主的な制度についていけなかったこと、さらには、テクノクラートが粛々と崩壊しつつある政治体制を支えたこと、ヒットラーに対抗すべき社会民主党が大人の対応をできずに自ら政権をなげだしたこと、などが考えられる。

 官僚も、ナチスが政権をとるまでは、粛々とその時々の政権につかえ、それなりの法の支配を維持していたという評価らしいが、その前に何か、その当時のドイツ国民としては高い学識を持っていた、官僚としてできることはなかったのか、政権の中枢の近くにいる官僚のふがいなさも感じないではない。

 こんどは、フランスの歴史の方からドイツの問題を眺めてみたい。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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