木下庸子ほか『いえ 団地 まち』を読んで、公団初期の団地設計の地形を活かした設計技術が復興事業で活かされないのが残念。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/27

木下庸子ほか『いえ 団地 まち』を読んで、公団初期の団地設計の地形を活かした設計技術が復興事業で活かされないのが残念。

いえ 団地 まち——公団住宅 設計計画史(住まい学大系103)いえ 団地 まち——公団住宅 設計計画史(住まい学大系103)
(2014/02/25)
木下庸子 植田 実[編著]

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 新聞の書評でみつけて購入。

 いわゆる日本住宅公団からURまでの間の団地設計、特に建物の配置計画や道路計画を中心に、まとめた本。

 千葉ニュータウンとか多摩ニュータウンものはすくない。まとまった中規模の団地が多い。木下さんの趣味で選んだらしい。

 素人ながらの感想。

(1)初期の南面平行配置でも、微妙に地形をいかした、道路設計や公園の設計など、図面をみていて、美しいものが多い。

(2)初期は全体的に低密度で、シンポル的にスターハウスなどがあって、余裕がある感じ。特に今からみると、樹木が大きく育って、貴重な緑空間になっている。

(3)タウンハウスが一時的にはやったものの、戸建てか中高層に移行してしまったのは残念な感じがする。うしろの対談で、中古になった時に評価されないからという。

 大都市圏に大量に残っている賃貸住宅は、老朽化しているため低家賃で公営住宅階層が住んでいるが、今後、建て替えが進んだときにこれらの公営住宅階層にどのように対応するのか。単純な公営住宅という枠をもっとひろげて、高齢者やDV、あるいは一時的に職を失った若者の住まい、居住空間としての、公益性をきちんと認めて、税金をいれて、国営住宅のような位置づけを与えるべきではないか。その場合には、もちろん、シェア住宅とか民間住宅で試みられている新しい方法も導入して、コストを下げる方法も重要だと思う。

 住まいがないと、生活保護も受けられないし、生活の立ち上げもできない。そういう社会の底辺の人たちがもう一度、ちゃんとした生活に戻る、そのルートを、厚生労働省のシェルターなどに任せきらないで、住宅行政としても考えるべきだと思う。

 ちなみに、本に戻ると、UR関係者、住宅行政関係者は必読だと思います。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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