アンドリュー・ゾッリ『レジリエンス 復活力』を読んで、レジリエンスは土木工学用語ではなく、社会システム全体の用語だと知る。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/28

アンドリュー・ゾッリ『レジリエンス 復活力』を読んで、レジリエンスは土木工学用語ではなく、社会システム全体の用語だと知る。

レジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何かレジリエンス 復活力--あらゆるシステムの破綻と回復を分けるものは何か
(2013/02/22)
アンドリュー・ゾッリ、アン・マリー・ヒーリー 他

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 災害復興学会のパンフで紹介されていたので購入。

 レジリエンスは、土木用語で土木構造物のねばりづよさみたいな理解をしていたが、別に土木に限らず、むしろ社会システムの復元力を意味することを知った。

 正確な定義は以下のとおり。「システム、企業、個人が極度の状況変化に直面したとき、基本的な目的と健全性を維持する能力」(p10)

 それが発揮できる要件といては、戦略的な分散性、計算された流動性、不変性という。(p348)

 ハイチ地震のときには、ミッション4636という名称で、優れたソフトエンジニアが世界中からマッピングのソフトを開発し、SNSに反応した、アフリカの電話会社の社長がハイチにSMSメールのネットワークを立ち上げ、さらに、その受けたメールを英語に直すボランティアが全世界で対応することによって、現地の窮状をメールで送ると、2分以内にマップにアップされ、それを海兵隊などの公式の救助隊が活用したという。

 こういうレジリエンスは、硬直的な官僚組織の外側で、自律的に立ち上がってくるので、平素から、そういう自律的な組織と官僚組織とかSNSでもいいので、ゆるくつながっているといいと思う。

 ボランティアとか、学者とか、HONDAのようなカーナビ情報などを提供する会社などと、政府の防災のトップがゆるくつながっていることが大事だと思う。

 そういう意味ではまだ日本の防災はレジリエンスが十分でもないし、それを政府で全部つくることもできない。外部にある能力と膨大なデータの処理能力とのゆるい連携関係の構築が大事と痛感した。

 しかし、土木のいうレジリエンスは全く別の意味でこの言葉が社会学者や災害学者などに使われていることが、この一番大事な情報だった。
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佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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