バーバラ・W・タックマン『八月の砲声 上下』を読んで、民主政のフランス、イギリスは戦争開始の判断が遅れたが、それでも専制君主の過った判断よりまし。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/29

バーバラ・W・タックマン『八月の砲声 上下』を読んで、民主政のフランス、イギリスは戦争開始の判断が遅れたが、それでも専制君主の過った判断よりまし。

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八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)八月の砲声 下 (ちくま学芸文庫)
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 以前から購入していて、積ん読になっていた本。左海さんから第一次世界大戦を勉強するなら、この本も、といわれて思い出した。

 まず、「八月の砲声」がマルヌ会戦で終わっているは知らなかった。なんとか、ドイツのフランス侵入を食い止めた有名な会戦で、ここから膠着状態になる。

 自分は、戦争開始時の、イギリスやフランス、特に、イギリス自由党の優柔不断な開戦への態度を問題にしたい。

 民主主義は時間がかかる。なんとか開戦を避けたいという厭戦的な国民の気分も影響する。しかし、君主制のドイツのように、対外的に強行的な政策をとりながら、自分の信条としては、ドイツ帝国をみんなが嫌っているのが理解できない、といった個人の資質に国家の存亡をかけるよりはましだと思う。

 「決められる政治」というが、歴史を学ぶと、民主政治というのは、優柔不断で決められない。しかし、そこに、実は、体制を長持ちさせる秘訣があることを学ばなければいけない。

 また、軍事の、「突撃主義」「銃剣主義」というのも、まさに第一次世界大戦のフランス軍そのもの。日本陸軍の悪口というか、非科学性をよく指摘されるが、フランス軍も、第一次世界大戦の大変な国の荒廃で学んだこと。

 日本も、科学的思考、合理的思考というのを、第二次世界大戦で学ばなければならない。

 過去の歴史、そして海外の歴史を学ぶことは、日本の歴史が特に優れているわけでもないし、日本の政治体制が特にすぐれているわけでもないが、それでも日本と世界の歴史から、民主政を導入して、慎重に判断するシステム、そして、その民主政のコントロールに自衛隊をおくというシステムをつくりあげたということ。

 非効率的なシステムが国を最終的に守るという厳然な歴史の事実を再認識した。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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