林春男編『世界に通じる危機対応』を読んで、ISOの基準にはピンと来なかったが、盲点の指摘という意味は大きい。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/05/30

林春男編『世界に通じる危機対応』を読んで、ISOの基準にはピンと来なかったが、盲点の指摘という意味は大きい。

世界に通じる危機対応―ISO22320:2011(JIS Q22320:2013)社会セキュリティ‐緊急事態管理‐危機対応に関する要求事項解説世界に通じる危機対応―ISO22320:2011(JIS Q22320:2013)社会セキュリティ‐緊急事態管理‐危機対応に関する要求事項解説
(2014/05)
林 春男、危機対応標準化研究会 他

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 正直、危機対応とISOって全然意識していなかったが、巨大災害のときには、ドモダチ作戦を越えて、防災センターでも外国の支援をうけるかもしれないから、世界的な標準の動きは大事だと思う。

 さらに、それ以上に、日本の防災対応でかけている手続きとか観点を気づかされるという点が重要。

(1)米国では郡から州までICTシステムが使われているが、日本ではまだ市町村ではホワイトボードとファックスレベル。(p131)

 先日よんだレジリエンスという本でも、アメリカでは多分Googleマップをつかってボランティアが参加したマッピング作業がハイチ大地震で活躍したとあった。国から統合するというと、反対する地方公共団体も多いから、デファクトスタンダードでどんどん実績をあげていく必要あり。

(2)広域連携のシステムが日本では混乱している。消防庁が定める連携相手と、姉妹都市や政令指定都市交流などで、広域連携がぐちゃぐちゃになっている。ここは内閣府が整理すべき課題だと思う。

(3)政府と民間企業との連携も不十分。道路啓開での建設会社との連携は進んでいるが、それでも、同じ業者と国も県も市町村も協定を結んでいて、実際に大災害になったら、業者はどの道路の啓開に参加するか、整理されていない。その他の分野では、各省庁任せになっていて実態もよくわからない。

 ボランティア団体との平素の意思疎通もうまくいっていない。

 従来の危機管理が役所間の情報交換、連携の仕組み中心だったが、東日本大震災以上の規模になれば、民間記号やボランティアなどの活動とももっと密接に連携する必要がある。

 以上、この本を読んで、気がついた政府の防災体制の課題。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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