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2014/06/07

西成活裕『誤解学』を読んで、数学のプロが論理的に誤解を分析していて、これからもっと議論が発展しそう。

誤解学 (新潮選書)誤解学 (新潮選書)
(2014/05/23)
西成 活裕

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 西成先生は、「渋滞学」という本で感動して、それからいつも気にしていた。

 田園都市線の二子玉川と渋谷間を朝のラッシュ時に全部各駅停車にするよう提案したもの確か西成先生。

 数学的な理論から渋滞をびしっと分析していて、感動したが、今回は相対(あいたい)で生じる誤解について、数学的モデルをつくって分析。

 読後感からいうと、もっと発展しそうだし、実は西成先生はもっと数学的な分析を詰めているのだが、それはまだ素人にうまく説明できるまでこなせていないので、ちょっと筆を途中でとめた感じ。

 誤解の話は、一方で行動経済学のような、いろんな実験を通じて、直感がいかに不合理かとか外部環境から影響うけるかなど、大きく発展している部分だが、一方できちっと合理的な判断を連続して行った結果生じる誤解とか問題を詰めていく可能性も高いと思う。

 先生が指摘してなるほどと思った点。

(1)お互いの意見を公平に判断する(相手の意見で2分の1ずつ譲歩するモデル)という対応を取った場合、先手が常に有利になる。(p85)

 値段の交渉のときに、先に、自分の思った値段をいった方が自然とそれに誘導されて自分に有利になるといこと。例えば、値切ろうと思ったら、相手に売値を言わせる前に、自分の思っている値切った価格をいうと数学的にも有利になる。

(2)人の噂話の正誤はひろまっていくうちにいつも五分五分になる。(p127)

 これは数学的証明はちょっとよくわからなかったけど、戦争においては、自分の軍の状況は有利、不利が半々で入ってくるもので、一方的に有利な情報が入ってきたときには警戒が必要という指摘にはなるほど、というか注意しなければいけないなと思う。

 逆に、不利な噂話がはいってきても、有利な噂話と半々であれば気にしなくていいらしい。

(3)べき分布に注意しよう。(p159)

 リーマンショックでもそうだが、最近、統計データがそろってきて、計算のしやすい正規分布ではなくて、ずっと確率のhくいところにどかんと落とし穴がある事象がよくある。いわゆるべき分布の事例。

 その他、オランダのドラフデンという町で、交通信号、規制を一切なくしたら交通事故が減ったという情報ももっと勉強したい。

 なんか、興味ある視点がたくさんあるのに、ちょっとふれてあるだけのものが多い。

 西成先生、続編をお願いします。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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