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2014/06/08

日本建築学会編『まち建築』を読んで、リノベの取り組みなんかいいけど、海外の事例にくらべて志がしょぼくないか?

まち建築―まちを生かす36のモノづくりコトづくりまち建築―まちを生かす36のモノづくりコトづくり
(2014/04)
日本建築学会

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 建築学会の新しい本ということで購入。

 これからの建築教育を考えるグループが、ものを建てない時代の建築家の役割を考えて、新しい取り組みを整理した本。

 基本的に観点はとてもいいと思う。

 リノベをたくさん上げている点、リノベで儲けることのできるテナントを入れようとしている点、コミュニティを一緒に考えている点など、とてもいいと思う。

 これからのまちづくりは、継続するためには、補助金や税金だのみではなく、ファイナンスをうまくつかって儲け続けること、経営的センスが絶対にいるので、そこに目覚めた点が大きい。

 でも、建築という観点から盲点になっている部分もある。例えば、面に広げるという視点。これも少しでているけど、やはり敷地から飛び出して、あとは人間関係というのではなく、周辺の他のプロジェクトを見つけていくプロセス、建物の間にある道路とか公園、空き地などをもっとうまく、ゲリラ的にでも活用する発想があってもいいと思う。

 あと、建築の世界がまちづくりや経営まで広がっていくことを考えると、小さな地区のまちづくりだけでなくて、もっと大きな目標を掲げた取り組みがあってもいいのではないか。

 世界の事例でみると、ルワンダの大虐殺の償いを建築で試みている事例、ドイツのライプチヒの空き地とか公園とか市民農園のプロジェクトなんか見ていると、例えば、若者の自殺問題に取り組んだ建築、高齢者の認知症に取り組んだ建築とか、もっと社会問題に取り組んでいる建築家っていると思うし、そういう発想ってあってもいいと思う。

 なんとなく、世界で建築家が取り組んでいるテーマ設定と、今回の建築教育のグループの方が集めたテーマ設定をみると、日本のケースがせせこましい感じがする。

 結局、まちのデザイン、国土のデザインを考える、デザインを通じて社会問題を解決するのが建築家だ、とおおぼらをふいてでも、大きな視点を持ってもらうことが建築家教育には大事なのではないか。

 これは、経済教育でも法学教育でもいえることだが、みんなか視野を広げて解決しなければいけない社会問題をいろいろな角度から取り組むという発想が大事だと思う。

 リノベとかミクロに経営を考える、まちを考えることはとても大事なんだけど、建築教育ということであれば、もっと、ということで無理を承知で要望を述べました。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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