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2014/06/10

内山節『共同体の基礎理論』を読んで、災害の時の共助のための共同体ってどうしたらいいのか考える。

共同体の基礎理論―自然と人間の基層から (シリーズ 地域の再生)共同体の基礎理論―自然と人間の基層から (シリーズ 地域の再生)
(2010/03)
内山 節

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 内山節さんの本を読んで、なんとなく印象が残っていたので、購入。

 読んでいたときに、同時に浦安市の液状化被害の地域の地域防災活動の講演を聴いていたので、それとシンクロしていろいろ考えた。

 まず、内山さんは、この本と同じタイトルで大塚久雄先生が書いたときは、マルクス史観から共同体は唾棄すべきものと考えられていたが、むしろ貴重な存在として大事にすべきと主張している。まったく、同感。

 内山先生は、群馬県の上野村で実際に生活をしていて、地域の共同体というのが、集落単位の小さな軽い共同体と、もう少し集落が集まった共同体など、重層的に共同体ができていること、共同体と自然と宗教が一体となっていること、特別のルールはなくても、収穫が多くとれた場合には、分け合うし、分け合わないとみんなが言うことを信頼しなくなるという、事実上のペナルティが存在するという。

 僕は、一つは自然との一体感というのが共同体に不可欠という点に注目したい。災害というのは、まるで人工的に見える都市でも自然の力を見せつけるもの。この自然との対応と順応という切り口は、もしかして防災共同体の発展の切り口になるかもしれない。

 また、農村共同体は、長く少しずつしか変化しないことがその定着の理由という。(p117)

 その意味では、高齢者が多い、旧市街地とかは意外と定着率も高いし、人間関係もあると思う。そこに例えば、昼間いる事業所の社員との連携、コンビニとかスーパーの社員との連携とか、うまく日頃から培っていると、いざというときの防災組織、防災共同体として役立つかもしれないと思う。

 逆に、賃貸住宅に住んでいる学生とかは、移動が激しいし、あまり、地域との交流もないので、浦安の事例でも防災活動にほとんど貢献していなかったが、それもそうかなと思う。

 古い自治体とか防災組織という枠をこえて、地域の中で定着している住民と事業所や店舗といった、地区単位での集まりとか訓練、備蓄、非常の避難行動などを考えていくことが必要だと感じた。

 ちなみに、とりとめもないけど、この本は、タイトルは難しいけど、実例も多く、とても読みやすい本です。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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