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2014/06/09

金子常規『兵器と戦術の世界史』を読んで、ヨーロッパは戦争ばっかりしているから兵器が発展したと知る。

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)兵器と戦術の世界史 (中公文庫)
(2013/10/23)
金子 常規

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 ヨーロッパの歴史を勉強していると、どうしても戦争で新しい兵器の採用が帰趨を決める事例が多くて、別に兵器オタクではないのだが、ちょっと勉強してみる気になった。

 タイトルで購入。

 古代史から書いてあって、ギリシア、ローマからモンゴルやペルシャなど、当初は兵器の進歩というか、新しい弓、馬がひく戦車など、あと密集型の重装歩兵、騎兵など、ある程度並行して進歩している。中国も同じ。

 しかし、中国が1200年代に発明した、鉄砲と大砲のもとになるような火薬で球を飛ばす道具については、圧倒的に欧州で進歩が進み、マスケット銃から機関銃まえの小銃の流れと、大砲(カノン砲、臼砲、攻城砲など)一気に進歩していく。

 これって、冷静に考えると、当時の欧州って、小国が分立していて、多くの王に複雑に仕えていて、さらにそこに宗教革命があって、戦争ばっかりずっとやっていて、それで進歩したんだなとわかる。

 中国とかは明とか清とか帝国が戦争で覇権を握ると安定的な社会になって、兵器の進歩が止まる。日本の江戸時代もそう。

 戦争ばっかりやっていると、兵器が進歩して世界の覇権を握る。19世紀は要は欧州が中国やアジア、アフリカを新兵器で侵略、植民地化をしたということ。

 ここから、戦争をやっている国は新兵器が試せて、今回は触れていないが戦術面も進歩して、より強国になるという、おそろしい命題がでてくる。

 だから、アメリカは、アフガン戦争で無人攻撃機ドローンを導入したし、中国も自分の新しい装備を使いたくてたまらなくなる。

 この本を読んでいたので、先日の入江先生の世界平和の夢について、強い違和感を感じた。

 この負のサイクルというか、戦争で新兵器を使ってより強国になりたい、という欲望を抑える国際社会システムが作れるのか、作れないのか。

 この戦争をして強国にあって生き残る、そして生き残った社会が平和になるというのは、もう古典になった、Keelyの「WAR before Civilizasion」では分析されていて、今、それを読んでいるので、それを読み終わったら、もう一度考えてみる。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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