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2014/06/12

中沢弘基『生命誕生』を読んで、地質工学、地球物理学から生命誕生を議論する姿勢がすばらしい。

生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像 (講談社現代新書)生命誕生 地球史から読み解く新しい生命像 (講談社現代新書)
(2014/05/16)
中沢 弘基

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 生命の起源とかいうと、最近の分子生物学の本かと思うと、むしろそれを批判して、地球物理学や地質学、材料学の観点から新しい提案。
 
 一つは、海は生命の起源のスープと35年ぐらい前に高校で習ったけど、まだその説が唱えられているけど、きちんとした実験結果がでていないこと、遺伝子を追いかけていって生物の関係を理解する分子生物学も最後の誕生のあたりになると混乱しているという事実がおもしろい。

 二つ目は、著者が物理学のエネルギーの第二原則、エントロピーは増大する原則からいって、単純に生みの中の有機物のスープからは生物はうまれない、なんらかのエネルギーが加えられないとエントリピーが減少して、秩序だった生命体がうまれない、そのエネルギーが地球内部のもつ熱エネルギーと、地球創造直後の40億年前後の隕石の大衝突という。

 隕石の大衝突によって、海に様々な有機物がうまれることを、無機材料研の実験施設で実験して確かめている。そして、それが自然と海底に堆積して圧迫されていく過程で、有機物の複合化が生まれること、また、プレートテキニクスで地盤が移動して高温にさらされると、有機物が分解してしまうが、古い地層でも見つかっているような無機物の小胞の中で有機物が生き残って、さらに、代謝機能をもつものを飲み込んでいくということで、生命が誕生したというシナリオ。

 なんだか、よくわからないけど、物理学とか材料学の観点から、その常識である、エネルギー第二原則とか量子力学の知識で、生命の誕生の仮説を打ち立て、隕石の衝突とか、有機物の体積などは、実験施設で実験して、立証を試みている。

 こういう、分野横断的な取り組みってすばらしいと思う。そういう発想が、是非、社会科学でもあってほしいと思う。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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