ジョーゼフ・キャンベルほか『神話の力』を読んで、世界中の神話って共通の話が多いなと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
pagetop

2014/06/13

ジョーゼフ・キャンベルほか『神話の力』を読んで、世界中の神話って共通の話が多いなと思う。

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
(2010/06/24)
ジョーゼフ キャンベル、ビル モイヤーズ 他

商品詳細を見る


 なんで購入したか失念。積ん読している本のなかで、この本がよんでほしいよ~と言っている感じがしたので読んでみた。

 アメリカ人のキャンベル氏は、比較神話学ということで世界中の神話や宗教の起源的な話を分析して、その共通的な部分を、対談形式でざっくばらんに語っている。

 もとはカトリック教徒だったので、多神教的な話題を中心に語るのは、本当は個人的にも大変だし、キリスト教徒の多いアメリカでは大変なことだったんだと思う。

 僕は、人間がまだ狩猟民だったころ、自然への畏敬、狩猟して殺した動物への畏敬、若者から大人への通過儀礼、そして死への恐怖、さらに、農耕民になってからは、作物の豊作への祈り、そのための天候など自然への祈りなどが、世界の人間に共通なので、そこから、同じような、自然と一体化したような意識、動物を葬る、そしてそれを食べることへの違和感を緩和する物語などが生まれたのだと思う。

 そうだとすれば、日本人のように巨木や巨石にも神を感じるような、自然に恐れを感じる意識も十分理解できると思う。

 日本の古事記は著者は触れていないが、朝鮮半島からきた移民と農耕民族が中心となって、従来の狩猟民族を駆逐していく話なので、いくさの話や穀物が生まれる話など、農耕民的な神話が多い気がする。

 でも、断定的にはいえないが、世界中の神話に共通の要素があって、同じような話があちこちで生まれているという事実は、それを共通認識にしたときに、人間の深層心理の共通性とか親和性のようなことにつながっていかないだろうか。

 先日、国家の発展は戦争ばっかりしている、そして兵器が発達した国が覇権をとるという感想をもったので、逆に、人間の深層には、狩猟民、農耕民としての共通の心理があるというような話に救いを求めたい気持ちになった。

 この本は、そんな幻想かもしれないが、期待を持たせてくれる本です。ちなみに、一神教を強く信じている人にはちょっと抵抗があるかもしれません。
スポンサーサイト
pagetop

コメントの投稿

非公開コメント

pagetop
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
電力使用状況&電気予報
プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

FC2カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。