飯田泰之ほか『エドノミックス』を読んで、最近はやりの江戸時代見直し論だなと思う。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/06/17

飯田泰之ほか『エドノミックス』を読んで、最近はやりの江戸時代見直し論だなと思う。

エドノミクス~歴史と時代劇で今を知るエドノミクス~歴史と時代劇で今を知る
(2014/05/31)
飯田 泰之、春日 太一 他

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 なんで購入したか不明。

 あまり、真剣に読む本でもない。休日の軽い読書用。

 特に、幕末の話は、いかに司馬史観に拘束されているかの話に共感。そもそも坂本龍馬なんか、司馬遼太郎が書くまで、何したかよくわからないし、本当に商社を初めて作ったわけでもないだろう。

 薩摩と長州の間をつないだ仲介役という事実しか確実なものはなくて、世界観を持っていたとか、勝海舟にほれたとか、ほとんど司馬さんの本の創作。それが結構、今の僕ら世代に影響を与えているから、結構、変な政策判断とかに使われそうで危ない。

 飯田さんは経済学者だから、いろんな江戸時代の改革を経済学から分析しているが、結局、小判とかの改鋳は、貨幣供給量を増やす政策で、結構、デフレ対策、景気対策になったということが大事。

 勤勉な節約のための改革がもてはやされるが、結局、困るのは、デフレで経済が収縮することによって武士から庶民までみんな困る。その意味ではきちんと、江戸時代の財政金融政策を学び直す必要がある。

 そこをきちんと抑えていれば、井上準之助の金本位制への復帰とか起きなかったはず。まあ、当時は世界中で金本位制に復帰しようとしていたから、無理もなかったが、弊害が出てきたときも日本は政策変更が遅れたことも事実。

 無理に新しい政策を一気にやるのではなく、社会実験的に少しずつ試してみる、過去に似たようなことをやったことないか、調べてみるといった冷静で漸進的な考え方が重要だと思おう。

 どちらにしても、この本は楽しい読み物の世界です。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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