岩田健太郎ほか『医療につける薬』を読んで、お医者さんは倫理まで勉強しなくちゃいけなくて大変だ。 - 革新的国家公務員を目指してー自由と民主主義を信じ国益を考えるーAiming at the innovative official

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2014/06/19

岩田健太郎ほか『医療につける薬』を読んで、お医者さんは倫理まで勉強しなくちゃいけなくて大変だ。

医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書 92)医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書 92)
(2014/06/12)
岩田 健太郎

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 岩田先生は今、神戸大学の先生、感染症が専門。いろいろとアウトリーチ活動をしている。

 正直いって、医療の世界のことはよくわからない。親父が大腸癌の手術で入院していたときに実家の近くの総合病院に通ったが、勤務医の先生の仕事の多さにびっくりした。あと、勤務医の先生が1年後には転任されてしまったのにも驚いた。まるで役人みたい。

 いろいろ、ぐっとくる発言を紹介。

(1)岩田:質問する力とは、自分は何もわかっていないことを認識する力ですよね。でも、医者も官僚も、それを認識するのが非常に苦手。自分の無知をカミングアウトする勇気がない。(p95)

 医者はわからないが、官僚はそうかも。無知をきっちり認識しないと、他人の情報が身につかない。

(2)岩田:医療全体を睥睨している人はたぶんいない。みんなそれぞれのセクションしかみていない。これはアメリカでも同じ状況らしい。(p105)

 医療って、外からみていると、開業医と勤務医の意見の違い、医師会と政治の付き合い方とか、難しそう。それに厚生労働省の事務官と医官の仲の悪さが、悪さをしている。

(3)岩田:僕も基本的に医療の世界観と警察とか司法の世界観はかみ合わないと思います。(p234)

 最近、東京女子医大が子どもに使ってはいけない麻酔薬の使用していた事件がマスコミに流れているが、あれも、傷害罪とか過失致死罪で警察や司法がどかどかと医療の現場に入るのは、筋が違うと思う。

 本来は、大学の外部委員会がきちんと原因究明をし、それでも不十分な場合には、医療関係者と倫理、法曹関係者が入った第三者委員会で判断すべきで、それも刑事罰ではなく、最悪でも医師免許剥奪という医療法の世界で対応すべきだと思う。

 裁判官が医療の過失を判断できる能力があるか疑問だ。
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プロフィール

佐々木晶二

Author:佐々木晶二
現役国家公務員(現在研究休職中)です。
早朝、毎日、一冊以上の読書を目指しています。
今は、平日は、都市計画と東日本大震災関係の本を読んでいます。
休日は、海外情報、古典、歴史など、幅広く教養をつけるための本を読んでいます。

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